この記事の結論(2026年9月分・当サイトの目安試算)
1. オール電化の電気代は世帯の型で月5,831円から16,584円まで、3倍近く変わります。
2. 同じ使用量でも、昼にも電気を使う家は夜型より月560円ほど高くなる例があります。
3. 「時間帯別プランなら必ず得」とは決まりません。10エリア中6エリアで、従量電灯(規制料金)のほうが安いという試算結果でした。
目安の使用量は当サイトの試算です。実際の金額は明細の「ご使用量」で計算し直してください。
自分のエリア・使用量でオール電化の実額を見る
トップの診断でエリアと使用量を選び、「オール電化・時間帯別」に切り替えると、2026年9月分の実額で並びます。
「オール電化の電気代は一般家庭の1.4倍」のような言い方をよく見ますが、総務省の家計調査にオール電化世帯だけの集計はありません。 この記事の数字は、当サイトの在庫にある時間帯別プラン145本(全国10エリア)から、2026年9月分の単価で計算した試算です。
エネチェックは電力会社ではない、電気料金の比較サイトです。数字は各社の料金メニュー定義書と燃料費調整のお知らせを編集部が開いて確かめ、取得元つきで登録しています(編集方針)。
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オール電化の電気代は、月いくらですか?
世帯の型で、月5,831円から16,584円まで、3倍近く変わります。実際の世帯を集計した平均額ではなく、型ごとにいちばん安かったプランの試算額です。
家計調査にオール電化世帯だけの平均は無いので、当サイトが診断で使っている世帯類型(世帯人数×日中の在宅時間で按分した目安kWh)に、時間帯別プランの単価をあてはめました。 金額には基本料金・電力量料金・調整費・再エネ賦課金・国の支援をすべて含みます。実際の請求実績の集計ではなく、目安の使用量に単価をあてはめた試算です。

出典:ミツウロコグリーンエネルギー「電気料金メニュー定義書等一覧」2026年9月分。目安kWhは当サイトの試算
| 世帯の型 | 目安の使用量 | 月額(関東・最安プラン) |
| 一人暮らし(日中は外にいる) | 180kWh・30A | 5,831円 |
| 一人暮らし(在宅が多い) | 240kWh・30A | 7,492円 |
| 2人暮らし | 300kWh・40A | 9,423円 |
| 3〜4人家族(日中は誰もいない) | 360kWh・40A | 11,038円 |
| 3〜4人家族(日中も誰かいる) | 450kWh・40A | 13,540円 |
| 5人以上 | 550kWh・50A | 16,584円 |
出典:ミツウロコでんき「とくとくナイト(関東エリア)」2026年9月分の燃料費調整単価。目安kWhは当サイトの試算で、実際の使用量とは異なります
いずれも関東エリア・その型でいちばん安かったプランの月額です。目安の使用量は当サイトの想定(世帯人数×日中の在宅時間で按分)で、家計調査のようにオール電化世帯を集計した数字ではありません。 自分の使用量は、電気料金の明細(「電気ご使用量のお知らせ」)の「ご使用量」で確認できます。
オール電化の電気代が高くなりやすいのはなぜですか?
電気だけで調理・給湯・暖房をまかなうため使用量そのものが多く、さらに時間帯別プランは昼と夜で単価が大きく違うからです。
都市ガスを併用する家庭と違い、オール電化住宅は調理(IHクッキングヒーター)・給湯(エコキュートなどのヒートポンプ給湯機)・暖房のすべてを電気でまかないます。 そのぶん電力量そのものが多くなりやすく、上の表のとおり世帯の型による差も大きくなります。
もう1つの理由が、時間帯別プランの単価構成です。多くの会社が、電気をためやすい深夜の単価を安くし、日中の単価を高くする2区分(または3区分以上)の料金にしています。 たとえばミツウロコでんき「とくとくナイト12(関東エリア)」は、9〜21時が1kWhあたり42.83円、21〜翌9時が33.33円です。
深夜に沸き上げるエコキュートのような使い方には合いますが、日中も家で電気を使う家庭には不利な仕組みです。次の章で、同じ使用量での差を実額にします。
昼にも電気を使う家は、時間帯別プランで損をしますか?
同じ使用量でも、日中も使う家は夜型より月560円ほど高くなる例があります。

出典:ミツウロコグリーンエネルギー「とくとくナイト12(関東エリア)」2026年9月分の料金メニュー定義書。当サイトの計算
条件はミツウロコでんき「とくとくナイト12(関東エリア)」・450kWh・40A契約で固定し、使う時間帯だけを置き換えて計算しました。
- 日中は家にいない(夜間21〜翌9時に多く使う型): 14,975円/月
- 日中も家で使う(昼9〜21時にも多く使う型): 15,535円/月
差は560円で、総使用量ではなく時間帯の配分だけで生まれています。時間帯の区切りと単価は会社ごとに違うので、この差もプランによって大きさが変わります。 在宅で仕事をしている、小さな子どもがいて日中もエアコンを使う、といった家庭は、契約前に時間帯の単価表を確認してください。
エリアでいちばん安いプランはどこですか?
2026年9月分では、九州エリアが月12,658円でいちばん安く、沖縄エリアが15,920円でいちばん高くなりました。

出典:各社の2026年9月分の料金メニュー定義書・燃料費調整単価のお知らせ。3〜4人家族・日中も誰かいるの目安(450kWh・40A)で計算
| エリア | いちばん安いプラン | 月額 |
| 北海道 | ENEOSでんき 北海道オール電化プラン | 14,622円 |
| 東北 | オクトパスエナジー オール電化オクトパス | 13,353円 |
| 関東 | ミツウロコでんき とくとくナイト | 13,540円 |
| 中部 | オクトパスエナジー オール電化オクトパス | 14,711円 |
| 北陸 | オクトパスエナジー オール電化オクトパス | 13,059円 |
| 関西 | オクトパスエナジー オール電化オクトパス | 13,074円 |
| 中国 | ミツウロコでんき とくとくナイト | 14,576円 |
| 四国 | idemitsuでんき オール電化プラン | 14,570円 |
| 九州 | ミツウロコでんき とくとくナイト | 12,658円 |
| 沖縄 | シン・エナジー【昼】生活フィットプラン | 15,920円 |
条件は3〜4人家族・日中も誰かいるの目安(450kWh・40A)で揃えています。EV所有者限定のプラン(申込みに車検証などが必要なもの)は、車を持たない一般の世帯には契約できないため、この順位から除きました。 会社は当サイトの在庫にある中での順位で、全社の中の順位ではありません。北海道は在庫7本、関東は13本というように、エリアで在庫数が違うことも影響しています。
**自分のエリアの行だけ確認してください。**他のエリアのほうが安くても、引っ越しをすすめる記事ではありません。 いまの契約と比べるときは、比較ページでエリアと使用量を選んで「オール電化・時間帯別」に切り替えてください。
オール電化のまま、契約を従量電灯(規制料金)に変えると安くなりますか?
エリアによります。この記事の試算では、10エリア中6エリアで、従量電灯のほうが安いという結果でした。
給湯・調理・暖房を電気でまかなう設備そのものをやめる話ではなく、契約する料金プランを、時間帯別から従量電灯(規制料金)に変える場合の比較です。

出典:各エリアの大手電力2026年9月分の燃料費調整単価のお知らせ。3〜4人家族の目安(450kWh・40A)で試算
40A・450kWhの条件をそろえたまま、時間帯別プランを規制料金(従量電灯)の単価に置き換えて試算しました。
| エリア | 従量電灯 | 時間帯別の最安 | 従量電灯との差 |
| 北海道 | 18,051円 | 14,622円 | +3,429円 |
| 東北 | 14,225円 | 13,353円 | +872円 |
| 関東 | 14,398円 | 13,540円 | +858円 |
| 中部 | 13,782円 | 14,711円 | ▲929円 |
| 北陸 | 13,492円 | 13,059円 | +433円 |
| 関西 | 12,407円 | 13,074円 | ▲667円 |
| 中国 | 13,591円 | 14,576円 | ▲985円 |
| 四国 | 14,138円 | 14,570円 | ▲432円 |
| 九州 | 12,567円 | 12,658円 | ▲91円 |
| 沖縄 | 15,691円 | 15,920円 | ▲229円 |
北海道は時間帯別プランのほうが3,429円安い一方、中国は従量電灯のほうが985円安くなります。「オール電化なら時間帯別プランのほうが必ず得」ではありません。 差が出る理由は、エリアごとの規制料金の単価構成(基本料金・従量単価の段階)が違うためです。
契約プランを変えるときの注意点も2つあります。新規受付を終了したプランは、あとで同じ条件には戻れないことがあります。 また、この比較は目安の使用量(450kWh・40A)によるものなので、実際に変える・変えないの判断は、自分の使用量で計算し直してから決めてください。
市場連動型のオール電化プランはありますか?
あります。ただし電力量料金そのものが市場価格で30分ごとに動くため、この記事の実額比較には含めていません。
楽天でんきの「オール電化プラン」は、電気料金が日本卸電力取引所(JEPX)の約定価格に連動して30分ごとに変動する、完全な市場連動型です。 単価表の1つの数字では実額を出せない仕組みなので、この記事の「安い順」やエリア別の比較には混ぜていません。
市場連動型の仕組みと、誰に向いていて誰に向かないかは、市場連動型プランは誰に向いていて、誰に向かないのかで説明しています。
まとめ
- オール電化の電気代は、家計調査に世帯だけの平均が無い。この記事の数字は当サイトの目安試算
- 世帯の型で月5,831円から16,584円まで、3倍近く変わる(2026年9月分・関東・最安プラン)
- 同じ使用量でも、昼にも使う家は夜型より月560円ほど高くなる例がある。時間帯の配分だけで差が出る
- エリア別の最安は九州(12,658円)、最高は沖縄(15,920円)。EV所有者限定プランは除いて計算した
- 「時間帯別プランなら必ず得」とは決まらない。10エリア中6エリアで、従量電灯(規制料金)のほうが安いという試算結果だった
- 市場連動型(楽天でんき オール電化プラン)は実額を出せないため、比較には含めていない
自分のエリア・使用量での実額は、比較ページでエリアと生活の型を選び、「オール電化・時間帯別」に切り替えると確認できます。 契約アンペアの選び方は契約アンペアの目安、毎月変わる調整費の仕組みは燃料費調整額とは?で説明しています。