電気代は、3つの部分でできています

比較サイトに並んでいるのは、そのうち1つだけです。残りの2つを知らないと、比較の結論が変わります。

部分何で決まるか毎月変わるか
① 基本料金+電力量料金 契約したプランの単価表 変わらない(改定時のみ)
② 調整費 燃料の輸入価格、または卸電力市場の価格 毎月変わる
③ 再エネ賦課金 国が年1回決める 年1回。全社共通なので差がつかない

比較サイトが表に載せているのは、ほぼ①だけです。②は毎月変わるので表にしにくく、 ③はどの会社でも同じだからです。つまり表で見えているのは請求額の一部ということになります。

だから、順位が入れ替わります

月900kWh使う店舗の場合

単価表の順位と、実際の請求額の順位は違います

再エネ賦課金
調整費 1.9円
基本+従量 31.2円
33,552円
A社(大手の規制メニュー)
調整費に上限あり
再エネ賦課金
調整費 7.8円
基本+従量 26.4円
34,542円
B社(新電力・独自調整)
調整費に上限なし
再エネ賦課金
調整費 2.4円
基本+従量 28.9円
31,932円
C社(新電力・燃調型)
調整費に上限なし
単価表(基本+従量)で並べると
  1. 1位 B社(新電力・独自調整)26.4円/kWh
  2. 2位 C社(新電力・燃調型)28.9円/kWh
  3. 3位 A社(大手の規制メニュー)31.2円/kWh
→
調整費を足した実際の請求額では
  1. 1位 C社(新電力・燃調型)31,932円/月
  2. 2位 A社(大手の規制メニュー)33,552円/月
  3. 3位 B社(新電力・独自調整)34,542円/月
順位が入れ替わりました。 単価表でいちばん安く見えた「B社(新電力・独自調整)」は、調整費を足すと3位です。 月あたりの差は 2,610円、 年間では 31,320円の差になります。

※ 図の数値は仕組みを説明するための作例です。実在の水準に近づけていますが、特定の会社の料金ではありません。 実際の比較は、お客様の電気料金の明細の使用量と、各社が公表している最新の調整費で計算します。

調整費には3つのタイプがあります

タイプ何に連動するか高騰したとき
燃料費調整型 燃料の輸入価格(直近3か月の平均) 反映が遅く、緩やか
独自の調達調整型 各社の調達コスト(実質は卸市場価格) 速く、大きく動く
市場連動型 卸電力市場の価格(30分ごと) 最も直接的に動く

見分け方は、約款の調整費の計算式にJEPXのスポット価格が入っているかです。 入っていれば、プラン名が何であれ市場連動です。 「電源調達調整費」「市場価格調整単価」といった名前で書かれていることがあります。

さらに詳しく

燃料費調整の上限は2種類。今月効いているエリアと会社ごとの有無

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燃料費調整額とは?エリア・会社で違う今月の単価と上限の有無

燃料費調整額は、燃料の輸入価格の上下を毎月の電気代に足し引きする項目です。2026年9月分の単価を全国10エリアの大手電力と関東の主な会社で並べ、上限が法令か約款か、明細での確かめ方を一次資料で示します。

市場連動型、2026年8月は昼と夜で価格差4.66円/kWh

市場連動型プランは、JEPX(卸電力取引所)の30分ごとの価格をそのまま反映します。2026年8月使用分の実際の価格を時間帯別に示し、東京電力との差額を試算します。

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電気代の値上げ、2023年6月改定と2026年9月の実額

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