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電力会社の乗り換えで今月いくら変わる?全国10エリアで比較

公開 2026年9月3日 / 最終更新 2026年9月26日

この記事の結論(2026年9月分・3〜4人家族の目安)

1. 3〜4人家族の目安で試算すると、関東はいまの東京電力(規制料金)より月870円安いプランがありました。全国10エリアすべてで、乗り換え側が安いという結果でした。

2. 工事は原則なし。停電もせず、いまの会社への解約連絡もいりません。

3. 単価表だけで選ぶと、上限のないプラン・容量拠出金で総額が逆転することがあります。すでに乗り換えた人は「いまの会社に上限はあるか」を確かめてください。

「いくら変わるか」は特典を含みません。特典(キャンペーン)は順位に混ぜていません。

エリアといまの会社を選んで、実際の差額を見る
全国10エリアで、2026年9月分の試算を並べます。いまの契約との差額は、プランが分かったときに出します。店舗・事業所の方は低圧の比較へ。

電力会社は、いまの会社に不満が無くても変えられます。工事は原則なく、停電もせず、いまの会社への解約連絡もいりません。 それでも家庭の**75.8%**は、いまも大手電力(東京電力など)のままです(電力・ガス取引監視等委員会、2026年1月分)。

この記事は「いくら変わるか」を2026年9月分の実額で示し、手続きの日数、工事・停電・二重請求の不安、 乗り換えて失敗する3つの型、すでに乗り換えた人が確かめ直す方法まで、一次資料と当サイトの在庫の計算でまとめます。

エネチェックは電力会社ではない、電気料金の比較サイトです。数字は各社の約款・お知らせを編集部が開いて確かめ、取得元つきで登録しています(編集方針)。

いくら変わるか / 手続きと日数 / 2回目の乗り換え

電力会社を乗り換えると、今月いくら変わりますか?

3〜4人家族の目安(月400kWh・40A)で試算すると、関東はいまの東京電力より月870円安いプランが見つかりました。全国10エリアすべてで、乗り換え側が安いという試算結果でした。

3〜4人家族の目安で、関東はいまの東京電力(規制料金)12,712円から、2026年9月分の1位11,842円まで月870円安くなることを示す図

出典:東京電力エナジーパートナーの特定小売供給約款・燃料費調整単価等一覧、TERASELでんきの料金ページ。試算は当サイトの計算

表示中:2026年9月分。3〜4人家族の目安(月400kWh・40A)で、いまの大手電力の規制料金(従量電灯)と、2026年9月分の安さ軸1位を並べました。エリア名から比較ページを開けます。

エリア(旧一電)いまの規制料金9月分の1位(比較対象数)差(月)
北海道(北海道電力)16,032円みんな電力
プレミアム100プラン(北海道) 13,934円(28件中1位)
2,098円安い
東北(東北電力)12,587円TERASELでんき
超TERASEL東北B 12,063円(27件中1位)
524円安い
関東(東京電力)12,712円TERASELでんき
超TERASEL東京B 11,842円(34件中1位)
870円安い
中部(中部電力ミライズ)12,235円Green People's Power
スタンダードでんき(中部) 10,536円(30件中1位)
1,699円安い
北陸(北陸電力)12,018円エネアークでんき
セットB(北陸) 11,504円(27件中1位)
514円安い
関西(関西電力)10,881円TERASELでんき
超TERASEL関西A 10,809円(28件中1位)
72円安い
中国(中国電力)11,951円ミツウロコでんき
従量電灯A(中国エリア) 11,230円(27件中1位)
721円安い
四国(四国電力)12,398円オクトパスエナジー
シンプルオクトパス 11,100円(26件中1位)
1,298円安い
九州(九州電力)11,137円ミツウロコでんき
従量電灯B(九州エリア) 10,525円(27件中1位)
612円安い
沖縄(沖縄電力)13,834円エネワンでんき
エネワン300プラン(沖縄電力エリア) 13,606円(5件中1位)
228円安い

出典:各社の公式サイトの料金・約款、東京電力エナジーパートナーの燃料費調整単価等一覧(2026年9月分)。3〜4人家族の目安(月400kWh・40A)での試算は当サイトの計算

  • いまの規制料金:各エリアの大手電力(旧一般電気事業者)の従量電灯B(関西・中国・四国は従量電灯A、沖縄は従量電灯)。国の支援を含みます
  • 9月分の1位(比較対象数):当サイトの在庫で金額を出せるプラン(アンペア契約・一般契約)のうち、安さ軸で最も安いもの。カッコ内はそのエリアで比較したプランの件数です。特典(キャンペーン)は含みません
  • 比較対象数はエリアで差があります(沖縄5件〜関東34件)。候補が少ないエリアほど、1位が入れ替わりやすいとみてください
  • 差はすべて「乗り換え側が安い」でした。ただしこれは2026年9月分・この目安の使用量だけの結果です。調整費は毎月変わるので、来月は差が縮む・広がることがあります

聞き慣れない会社名も並びます。TERASELでんきは伊藤忠エネクスグループのエネクスライフサービスが取次ぎ(小売電気事業者は九州電力)、みんな電力は株式会社UPDATER(旧みんな電力)、Green People’s Powerはグリーンピープルズパワー株式会社です。 どこの系列かは、会社名のリンク先か比較ページの各社の欄で確認できます。

この表は「乗り換えたほうが得」という結論ではありません。 上限の有無・解約金・特典を混ぜていない、今月・この使用量だけの試算です。ここに挙がった会社の上限・解約金・手続き日数は、この表には出ていません。申し込む前に、その会社の公式サイトの重要事項説明書・特定商取引法に基づく表記で確認してください。次の章からは、上限・解約金・手続き日数を確かめやすい関東の主な会社を例に説明します。 自分の使用量といまの契約で確かめるなら、比較ページでエリアといまの会社を選んでください。

手続きは何をすればいいですか?何日かかりますか?

手続きは、新しい会社に申し込む1回だけです。日数は会社によって違い、公式サイトに書いていない会社もあります。

電力会社の乗り換えは、明細を用意して新しい会社にWebで申し込むと、解約は新しい会社が代行し、検針日を基準に切り替わる4ステップの図

出典:資源エネルギー庁「電力会社の切り替え方法」。会社別の日数は各社の公式サイト

用意するのは、電力会社のマイページか、紙の「電気料金の明細(『電気ご使用量のお知らせ』)」です。ここに載っているお客さま番号と供給地点特定番号を、新しい会社の申込フォームに入力します。

いまの会社への解約連絡は要りません。 あなたの同意にもとづいて、切り替え先の会社が解約手続きを行えると資源エネルギー庁が案内しています。切り替えの前後で二重に請求が来ることもありません。

日数は会社によって差があります。関東の主な会社(いま契約中のことが多い東京電力 従量電灯Bを除く)を、公式サイトの記載どおりに並べました。解約金と調整費の上限は別項目なので、上限は次の章でまとめて説明します。

会社・プラン解約金切り替えの日数
東京電力エナジーパートナー スタンダードSなし検針日からの適用。具体的な日数は公式サイトに明記なし
ENEOSでんき 東京Vプランなし(「にねんとく²割」加入時のみ更新月以外の解約で1,100円)公式サイトに明記がありません(当サイトで確認できず)
CDエナジーダイレクト ベーシックでんきなし他社からの切り替えは約1か月。新規なら最短2営業日
東京ガス 基本プランなし手続き完了後の次の検針日から。通常1〜2か月程度
HTBエナジー ベーシックプラン1,100円(供給開始から1年以内に同じ場所で他社へ切り替え)約4週間
オクトパスエナジー グリーンオクトパスなし(約款・重要事項説明書に定めなし)公式サイトに明記がありません(当サイトで確認できず)
楽天でんき プランSなし約2週間〜1か月半

出典:各社の公式サイト・重要事項説明書・特定商取引法に基づく表記(2026年9月時点)

明記が無い会社は、申込時にコールセンターかチャットで確認してください。 未設置のスマートメーターへの交換をともなう場合、資源エネルギー庁の案内では、交換が不要ならおよそ4日程度、必要ならおよそ2週間程度が標準的な期間です。「検針日からの適用」の会社は、次の検針日を境に旧居分・新居分に分かれるだけで、同じ使用期間に2社から請求が来ることはありません。

工事や停電、二重請求の不安はどうですか?

工事は原則ありません。切り替えを理由に停電することもなく、二重請求も起きません。

電気は「発電所→送配電網→あなたの家」の順に届き、送配電網(電線・電柱・メーター)はどの会社と契約しても同じ設備です。資源エネルギー庁も「電気の品質や信頼性(停電の可能性など)は、どの会社から買っても同じ」と説明しています。

工事が要るのは、スマートメーターが未設置の場合だけです。東京電力パワーグリッドは、2021年3月末までに、一部を除く関東の全世帯・事業所に約2,840万台を設置したと発表しています。関東の家庭は、ほぼ設置済みです。

いまの会社への解約連絡・書類の郵送も要りません。 検針日を基準に切り替わるため、同じ住所・同じ使用期間に、いまの会社と新しい会社の両方から請求が来ることもありません。

解約金の有無はプランによります。詳しくは電気を解約する手続きと、解約金がある会社・ない会社の一覧にまとめています。引っ越しにともなう住所変更は、手続きも窓口も別です。電気の引っ越し手続きを先にご覧ください。

上限の無いプランに乗り換えて、高騰時に逆転した例はありますか?

あります。2023年1月分は、同じ東京電力でも上限の有無だけで、3〜4人家族の目安で月3,144円の差がつきました。

2023年1月分の東京電力。法令の上限がある従量電灯Bは5.13円/kWh、上限のないスタンダードSは12.99円/kWhで、400kWhなら月3,144円の差

出典:東京電力エナジーパートナー「燃料費調整のお知らせ(2023年1月分)」。月額の差は3〜4人家族の目安(月400kWh)で当サイトが計算

燃料費調整には法令の上限(規制料金だけ・国の認可が要る)と、約款の上限(自由料金で会社が任意に決め、撤廃もできる)の2種類があります。2022年の燃料高騰では、上限を撤廃した自由料金の会社が実際にありました。

2023年1月分、東京電力の平均燃料価格は当時の上限(66,300円/kl)を超えていました。上限のある従量電灯Bは調整単価5.13円/kWh、上限のないスタンダードSは12.99円/kWhです。同じ会社・同じ月でも、目安の使用量(月400kWh)で調整費だけ月3,144円の差になりました。

単価表が安く見えても、上限がなければ高騰した月に逆転します。関東の主な会社の上限の有無は次の表のとおりです(2026年9月時点、約款・重要事項説明書で確認)。

出典:各社の約款・重要事項説明書(2026年9月時点)。関東9プラン中、上限ありは2プランでした

いまの契約の会社名・プラン名がこの表に無い場合や、地方エリアの会社は、上限の種類と見分け方を燃料費調整の「上限」は、会社によって意味がまったく違うで確認してください。

市場連動型に乗り換えて、想定と違う金額になることはありますか?

あります。市場連動型は電力量料金そのものが30分ごとの市場価格で動くため、単価表に固定の金額が載っていません。

燃料費調整とは別の仕組みです。燃料費調整は基準との差額を足し引きするだけですが、市場連動型は電気を使った時間帯の市場価格(JEPXのスポット価格)がそのまま単価に反映されます。市場価格が急に上がった時間帯に使うと、その月の請求が普段より大きく動くことがあります。

見分け方は、約款の計算式に「日本卸電力取引所(JEPX)」が出てくるかどうかです。当サイトの在庫では、単価表に固定の値を置かず、その仕組みを説明する形にしています。 向いている人・向かない人の条件は、市場連動型プランは誰に向いていて、誰に向かないのかで説明しています。

単価表に出ない費目で、乗り換えたのに高くなることはありますか?

あります。容量拠出金反映額という、単価表には載らない項目を別に請求する会社があります。

HTBエナジーの容量拠出金反映額は110.78円/kWで、みなし契約電力3kW分として月332円が単価表とは別に請求されることを示す図

出典:HTBエナジー「容量拠出金反映額単価のお知らせ(2026年9月)」。月額は当サイトの計算

HTBエナジーの2026年9月分は、容量拠出金反映額が110.78円/kWです。ベーシックプランのみなし契約電力は3kW固定なので、使用量に関わらず月332円が単価表の外で加わります。

容量拠出金反映額を取る会社はHTBエナジーだけではありません。会社ごとの有無と金額は容量拠出金とは?どの会社が請求し、いくら乗るのかを一覧ににまとめています。単価表の比較だけでは見落とす費目です。

すでに乗り換えた人が、いまの会社の上限を確かめる方法はありますか?

あります。明細の会社名・プラン名を、上の上限の表か会社の約款と照らしてください。すでに新電力に切り替えている方は、ここが本題です。

新電力への切り替えは、家庭・小さな店舗(低圧)で**24.2%**まで進んでいます(電力・ガス取引監視等委員会、2026年1月分)。すでに一度動いた人こそ、もう一度動ける人です。

「切り替えたのに安くならなかった」と感じたら、考えられる原因は次の3つです。

  • 上限が無かった:燃料が大きく上がった月に、規制料金より高くなった(前の章の例)
  • 調整費の型が違った:市場連動型に移り、市場の値段で動いた(前の章)
  • 単価表に無い費目があった:容量拠出金反映額などが別に乗った(前の章)

もちろん、調整費以外の理由もあります。使った量が増えた、割引の期間が終わった、国の支援の額が変わった、などです。 まず明細で、前の年の同じ月と使用量(kWh)を比べてください。使用量が同じで金額が上がっていれば、単価・調整費・上限のどれかが変わっています。

いまの会社に上限があるかは、燃料費調整の「上限」は、会社によって意味がまったく違うの見分け方どおり、約款の計算式を確認するのが確実です。 同じ使用量で、いまの契約と比べるなら比較ページでエリアといまの会社を選んでください。会社名だけでは料金を特定できないので、差額はプランが分かったときに出します。

賃貸やマンションでも変えられますか?

電気の契約名義があなた本人なら変えられます。

変えられないのは、マンション全体で一括して電気を契約している場合です。管理費に電気代が含まれているなど、個別に契約していないケースがこれに当たります。 資源エネルギー庁も「その契約やマンション内の規約などで制限される場合がある」と説明しています。

まとめ

  • 電力会社は誰でも変えられる。工事は原則なし、停電もせず、いまの会社への解約連絡も二重請求も起きない
  • 2026年9月分・3〜4人家族の目安なら、全国10エリアすべてで乗り換え側が安い(関東は月870円)。ただし今月・この使用量だけの結果
  • 切り替えの日数は会社によって違い、公式サイトに明記の無い会社もある。上限が無い会社は高騰時に逆転しうる
  • 市場連動型・容量拠出金反映額は単価表に出ない。単価表だけで選ばない
  • すでに新電力へ切り替えた人は「いまの会社に上限はあるか」を明細と約款で確かめる

自分の使用量といまの契約で確かめるなら、比較ページでエリアといまの会社を選んでください。店舗・事業所の方は低圧の比較へ。

よくあるご質問

Q. 電力会社を乗り換えるデメリットはありますか。

A. 単価表だけで選ぶと、燃料費調整の上限が無いプランで高騰時に逆転したり、容量拠出金など単価表に出ない費目が乗ったりすることがあります。解約金があるプランに当たる可能性もあります。この記事の「乗り換えて失敗する型」で3つ説明しています。

Q. 電力会社を乗り換えると、二重請求になりますか。

A. なりません。切り替えは検針日を境に区切られ、同じ日の使用量に旧の会社と新しい会社の両方から請求が来ることはありません。いまの会社への解約連絡も、あなたの同意にもとづいて新しい会社が代わりに行うため、あなたが別途連絡する必要はありません。

Q. 電力会社を乗り換えるならどこがおすすめですか。

A. 会社名だけでは料金を決められません。エリア・使用量・いまの契約で試算額が変わるためです。当サイトは「最安」を1社に決めず、上限の有無・解約金・実額を並べて選んでもらう方式です。比較ページでエリアといまの会社を選んでください。

Q. 賃貸やマンションでも電力会社を変えられますか。

A. 電気の契約名義が本人なら変えられます。マンション全体で一括して電気を契約している場合(管理費に含まれているなど)は、入居者の判断では変えられません。

Q. 解約金はかかりますか。

A. プランによります。家庭向けでも期間の拘束と解約金があるプランがあります。この記事の表と、[電気を解約する手続きと、解約金がある会社・ない会社の一覧](/articles/denki-kaiyaku/)で確認してください。

ご家庭の方は、ここで比べられます

いまの契約と比べて、月いくら変わるか明細は要りません。会社が分からなければ「わからない」で、安い順だけ出ます
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出典

料金・調整費は各社が変更します。上記の確認日以降に改定されている場合があります。 申込前に必ず各社の公式サイトでご確認ください。 本記事の最終更新: 2026年9月26日。