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こたつの電気代は1時間いくら?今月のエリア別の単価で計算

公開 2026年9月26日 / 最終更新 2026年9月26日

この記事の結論(2026年9月分・関東の試算)

1. テーブルこたつ(山善 HLT-12080)は1時間、弱運転で約3.71円、強運転で約8.09円と計算できます。1日6時間なら、1か月で弱約667円〜強約1,456円です。

2. 主に6畳用のエアコン暖房(同じ6時間)は月約2,670円。こたつ(弱)はエアコンよりも安く済む計算になります。

3. 同じ使い方のまま会社を替えると、関東では月96円安いプランがあります(こたつの使用分だけの比較で、世帯全体の請求額の差ではありません)。

目安の「約31円/kWh」ではなく、メーカーが公表する「強・弱」の消費電力と、当サイトの在庫にある2026年9月分の単価で計算した目安です。実際の消費電力は室温や設定で変わるため、請求額そのものを保証するものではありません。

自分のエリア・世帯で、今月いくらか計算する
全国10エリアで、2026年9月分の試算を並べます。いまの契約が分かれば差額も出します。

「こたつ 電気代」で検索すると、多くのサイトが「1kWhあたり31円」のような目安単価で計算しています。しかし単価は電力会社・エリア・月によって変わるため、目安単価では実際の請求額とずれます。 この記事では、こたつのメーカーが公表する「強・弱」の消費電力と、2026年9月分の実際の単価をかけ合わせて計算します(数字の取得元は編集部が一次資料で確認しています。編集方針)。同じ方法でエアコン暖房を計算した記事はエアコン暖房の電気代にあります。

こたつの電気代は、1時間いくらですか?

関東エリアの今月(2026年9月分)の単価で、今回使うファミリー向けの機種(HLT-12080)を計算すると、「弱」運転で約3.71円、「強」運転で約8.09円です。こたつは温度が上がると自動で弱寄りに調整されるため、実際はこの間の値になることが多くなります。

こたつの電気代は「消費電力(W)÷1,000×時間×単価(円/kWh)」で計算できます。 本体に表示される「消費電力510W」は最大値(定格)で、実際の運転はこれより低いことが多いのですが、メーカーがその低い値を公表していない機種も多くあります。 今回使った山善のテーブルこたつ HLT-12080(ファミリー向けの120×80cm)は、商品情報ページに「強・弱」それぞれの標準消費電力量を公表しているため、この記事ではその値を使います。 一人用の小さいこたつは、消費電力がこれより小さくなります。同じ山善の「パーソナル一人用こたつ YH-M105Q」(27×27×22cmの足元用)で計算すると、1時間は弱約0.67円・強約1.52円、1日6時間なら弱約121円・強約273円です。

こたつの電気代は1時間、弱3.71円から強8.09円までの幅があることを示す棒グラフ(東京電力の2026年9月分の単価)

出典:山善「テーブルこたつ HLT-12080 商品情報ページ」、東京電力エナジーパートナー「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)

運転標準消費電力量(1時間あたり)1時間の電気代
弱110Wh約3.71円
強240Wh約8.09円
(参考)定格・最大510W—

出典:山善「テーブルこたつ HLT-12080 商品情報ページ」。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分(基本料金は含まず、電力量料金・調整費・再エネ賦課金・国の支援を含む増分だけ)

この記事の計算の前提:目安の世帯(3〜4人家族・日中は誰もいない・360kWh・40A)が、すでにその使用量で電気を使っているところに、こたつを動かした分だけ電気代がどれだけ増えるかを計算しています。段階制の電力量料金は使うほど単価が上がるため、すでに使用量が多い世帯では、この記事の金額よりわずかに高くなることがあります。

1日6時間使うと、1か月の電気代はいくらですか?

弱運転で1か月約667円、強運転のままなら約1,456円です。使用時間がそのまま金額に比例します。

こたつは点けている時間が長いほど電気代も増えます。夕方から夜にかけて使う場合を想定した1日6時間を基準に、3時間・10時間の場合と比べます。

1日の使用時間別のこたつの電気代(弱運転)。3時間334円、6時間667円、10時間1,112円の棒グラフ

出典:東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)

1日の使用時間弱で1か月強で1か月
3時間334円728円
6時間667円1,456円
10時間1,112円2,427円

出典:東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)。計算は当サイト

こたつは、エアコンや電気毛布と比べて電気代は安いですか?

掲載条件の試算では、電気毛布より高く、エアコン暖房やオイルヒーターよりは安くなりやすい計算です。ただし暖める範囲と消費電力の区分(標準・定格・最大)が器具ごとに違うため、同じ暖かさを比べた結果ではありません。

こたつは布団の中の空間だけを暖める仕組みで、エアコンは部屋全体を暖める仕組みです。同じ「1日6時間」で単純に金額だけを比べると、こたつのほうが安く出ますが、暖める範囲が違う分の差でもあります。

暖房器具ごとの1か月の電気代の比較。電気毛布243円、こたつ弱667円・強1,456円、エアコン暖房2,670円、オイルヒーターとセラミックファンヒーターは7,281円の棒グラフ

暖房器具機種(メーカー)暖める範囲消費電力(区分)1時間1日6時間×30日
電気毛布YMS-13/16/17/Y151S(山善)体の一部40W(定格)約1.35円243円
こたつ(弱)HLT-12080(山善・120×80cm)体の一部110W(標準)約3.71円667円
こたつ(強)HLT-12080(山善・120×80cm)体の一部240W(標準)約8.09円1,456円
エアコン暖房(主に6畳用)CS-X226D(パナソニック)部屋全体440W(定格)約14.83円2,670円
オイルヒーターRHJ21F0812-WH(デロンギ、最大)部屋全体1,200W(最大)約40.45円7,281円
セラミックファンヒーターHF-L122(山善、強)部屋全体1,200W(定格)約40.45円7,281円

出典:各メーカーの製品仕様・商品情報ページ(消費電力)。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分。同じ6時間・関東の単価で計算した金額で、実際の使用時間や設定、消費電力の区分はそれぞれ異なります

こたつが安くなりやすい理由は、暖める範囲の違いです。こたつは布団の中の空間だけを暖める仕組みのため、部屋全体を暖めるエアコンや、電気をそのまま熱に変えるオイルヒーター・セラミックファンヒーターより消費電力が小さく済みます。 一方で電気毛布は、体に直接触れる面だけを暖める仕組みのため、こたつよりさらに消費電力が小さくなります。エアコン暖房についての詳しい計算はエアコン暖房の電気代で扱っています。

こたつの電気代を抑えるには、どうすればいいですか?

部屋やこたつの中が暖まったら、温度設定を弱めることです。こたつは強のまま使い続けると、弱運転より電気代が約2.2倍になります。

この記事の計算どおり、こたつは「強」より「弱」のほうが電気代が安くなります。多くの機種は温度が上がると自動で調整されますが、手動で温度を切り替えられる機種は、暖まったあとに弱へ切り替えることで電気代を抑えられます。 使わない時間は電源を切ることも、点けっぱなしにするより電気代を抑えられます。厚手の掛け布団を使う、床とこたつの間に断熱マットを敷くなど、熱を逃がさない工夫も消費電力を抑える方向にはたらきます。布団の使い方や中間スイッチの操作方法は、製品の取扱説明書で確認してください。

家全体の電気代をまとめて見直したい場合は、電力会社を替えるという選択肢もあります。次の見出しで、こたつを使った分だけの差を計算しています。

こたつとエアコンを併用すると、電気代はどうなりますか?

こたつ(弱)とエアコン(主に6畳用)を同時に6時間動かすと、1か月の増分の合計は3,337円でした。これはこたつ単独667円とエアコン単独2,670円を足した金額と同じです。

段階制の電力量料金は使う量が増えるほど単価が上がる仕組みのため、2つの家電を同時に使うと合計は単純な足し算より高くなることがあります。今回の目安世帯(360kWh)では、こたつとエアコンを足しても単価の段階が変わらなかったため、単純な合計と同じ金額になりました。すでに使用量が多い世帯では、合計がこの金額より数円高くなることがあります。

「こたつを使いながらエアコンの設定温度を下げれば、もっと安くなるのでは」という疑問には、設定温度を下げたときの消費電力(W)がメーカーから公表されていないため、この記事では計算していません。参考として、資源エネルギー庁の試算では、暖房の設定温度を1℃下げると年間で約1,650円(月あたり単純換算で約138円)の節電になるとされています。この試算の前提条件はエアコン暖房の電気代で詳しく説明しています。

住んでいるエリアや電力会社を替えると、こたつの電気代は変わりますか?

変わります。こたつ(弱)を1日6時間使う場合、規制料金は九州566円から北海道800円まで開きます。会社を替えると、関東では月96円安いプランがあります。

エリアによって、調整費(毎月変わる燃料費調整額)の単価が違うためです。同じ機種・同じ使い方でも、住んでいるエリアで金額が変わります。

全国10エリアのこたつ(弱)の電気代(1日6時間)。北海道800円から九州566円までの棒グラフ

出典:各エリアの大手電力の特定小売供給約款・燃料費調整単価のお知らせ(2026年9月分)

次の表の「差」は、こたつを使った分だけの増分の差です。世帯全体の請求額が最安になる会社を示すものではありません。契約を選ぶ際は、基本料金を含めた総額・加入条件・調整費に上限があるか・解約条件もあわせて確かめてください。

出典:各エリアの大手電力の約款・2026年9月分の調整単価。エリア名・プラン名から公式ページを開けます。関西電力は確認できた単価の中で従量電灯A自体がいちばん安いプランでした

上限(調整費に天井があるかどうか)や解約金の有無は、この記事では計算していません。契約を検討する際は、単価だけでなく上限の有無も確かめてください。

まとめ

  • 目安の約31円/kWhではなく実際の単価で計算すると、こたつ(山善HLT-12080)は1時間、弱約3.71円〜強約8.09円(2026年9月分・関東)。1日6時間なら1か月で弱約667円〜強約1,456円
  • 暖める範囲が違うため単純比較ではないが、同じ6時間ならエアコン暖房2,670円・オイルヒーター等7,281円より、こたつのほうが安く出る
  • 暖まったら弱に切り替え、使わない時間は電源を切ることが、いちばん手軽な節約になる
  • こたつとエアコンを併用した分の合計は、単独の合計とほぼ同じ(今回の目安世帯では段階制の影響を受けなかった)
  • 同じ使い方でも、エリアによって規制料金は九州566円〜北海道800円まで違う(こたつ弱・1日6時間)
  • 会社を替えると、こたつの使用分だけで見て関東では月96円安いプランがある(世帯全体の請求額の差ではない。契約は総額・上限・解約条件もあわせて確認する)

自分のエリア・世帯の目安で、今月の試算を確かめるなら比較ページでエリアを選んでください。

よくあるご質問

Q. こたつを24時間つけっぱなしにすると、電気代はどれくらいになりますか。

A. この記事と同じ機種・単価で計算すると、弱運転を24時間続けた場合で1か月約2,670円、強運転のままなら約5,825円です(関東・2026年9月分)。実際は布団の中が暖まると弱寄りに自動で調整されるため、この間の値になることが多くなります。外出時・就寝時の電源の扱いは、お使いの製品の取扱説明書で確認してください。

Q. こたつと電気毛布を一緒に使うと、電気代は倍になりますか。

A. 単純な合計に近い金額になります。電気毛布は消費電力が40Wと小さいため、こたつ(弱・110Wh)と組み合わせても、こたつだけの金額に1時間1.35円程度が上乗せされる計算です。

Q. 自分の家のこたつでも、同じように計算できますか。

A. できます。まずお使いの機種のメーカー商品ページや取扱説明書で「消費電力」または「標準消費電力量」を探してください。1時間あたりのWh(またはW)を1,000で割り、使用時間と電力会社の単価(円/kWh)を掛けると目安が出ます。「強・弱」の値が公表されていない機種は、定格消費電力(最大値)を使うことになるため、この記事の弱運転より高めの金額になります。

Q. 賃貸のアパートでも、電力会社を変えてこたつの電気代を安くできますか。

A. できます。電力会社との契約は入居者本人が結ぶもので、大家さんや管理会社の承諾は不要です。工事も要らず、いまの契約を解約して新しい会社に申し込むだけで切り替わります。

Q. 契約アンペアを下げると、こたつの電気代も安くなりますか。

A. 安くなりません。アンペアが決めるのは基本料金だけで、こたつを動かすたびにかかる電力量料金・調整費には関係しません。逆にアンペアを下げすぎるとブレーカーが落ちやすくなります。

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