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電気ストーブの電気代は今月いくら?型ごとに比べて確かめる

公開 2026年9月26日 / 最終更新 2026年9月26日

この記事の結論(2026年9月分・関東の試算)

1. 電気ストーブは型によって1時間約13.48円(ハロゲン・弱)から約33.71円(グラファイト・強)まで幅があります。同じ「電気ストーブ」でも中身の発熱方式で消費電力が違うためです。

2. 代表のカーボンヒーター(強・900W)を1日8時間使うと月7,281円。公表消費電力どうしの計算例では、主に6畳用のエアコン暖房(月3,560円)より月3,721円高くなります(畳数をそろえた実測ではありません)。

3. 電気ストーブの使用分だけで比べると、関東では会社を替えて月1,047円安くなる例があります(ご家庭全体の節約額ではありません)。

目安の「約31円/kWh」ではなく、メーカー各社の代表機種の消費電力と、当サイトが確認した2026年9月分の単価で計算した目安です。実際の消費電力は室温・サーモスタットの動作で変わるため、請求額そのものを保証するものではありません。また、型が違っても消費電力・使用時間・単価が同じなら計算上の電気代は同じで、この記事の型別の差は主に消費電力の大きさの差です。

家庭全体の電気料金を、今の契約と比べる
電気ストーブ単体ではなく、ご家庭全体の電気料金をエリア・使用量から試算します。今月分の単価で計算し、いまの契約が分かれば差額も出します。

「電気ストーブ 電気代」で検索すると、多くのサイトが「1kWhあたり31円」のような目安単価で、消費電力もハロゲン・カーボンなど一部の型だけを一般論として計算しています。 しかし単価は電力会社・エリア・月によって変わり、電気ストーブと呼ばれる器具にはハロゲン・カーボン・グラファイト・シーズ(遠赤外線)など発熱方式の違う型があります。 この記事では、型ごとの代表機種の消費電力(メーカー公表値)と、2026年9月分の実際の単価をかけ合わせて計算します。

エネチェックは電力会社ではない、電気料金の比較サイトです。数字はメーカーの仕様ページと各社の約款・お知らせを編集部が開いて確かめ、取得元つきで登録しています(編集方針)。

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電気ストーブの電気代は、1時間いくらですか?

発熱方式(型)によって、1時間約13.48円(ハロゲン・弱)から約33.71円(グラファイト・強)までの幅があります。

「電気ストーブ」は読者になじみのある呼び方で、中身はハロゲン・カーボン・グラファイト・シーズ(遠赤外線)など、発熱の仕組みが違う複数の型を指します。 電気代は「消費電力(W)÷1,000×時間×単価(円/kWh)」で計算でき、消費電力は型・機種ごとにメーカーが公表しています。

型別の電気ストーブの電気代。1時間あたりハロゲン約13.48円からグラファイト約33.71円までの棒グラフ(東京電力2026年9月分)

出典:TEKNOS「PH-802」、山善「DC-S097」「DBC-L95」、アラジン「AEH-G1000B」の各商品ページ(消費電力)、東京電力エナジーパートナー「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)

型(代表機種)強弱1時間(強)1時間(弱)
ハロゲン(TEKNOS PH-802)800W400W約26.97円約13.48円
カーボン(山善 DC-S097)900W450W約30.34円約15.17円
グラファイト(アラジン AEH-G1000B)1000W500W約33.71円約16.86円
シーズ(山善 DBC-L95)950W*500W約32.02円約16.86円

出典:各メーカーの商品ページ(消費電力)。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分。*シーズの950Wはシーズヒーターとカーボンヒーターを併用した値で、シーズヒーター単体の最大ではありません(山善の商品情報ページ「950W:シーズヒーター&カーボンヒーターに通電」の表記どおり)

同じ「電気ストーブ」という呼び方でも、型によって消費電力の幅が違います。

  • ハロゲン:ハロゲンランプの光と熱で暖める型。今回確認した機種(TEKNOS PH-802)は800/400Wの2段階
  • カーボン:カーボン(炭素)繊維の発熱体を使う型。速暖性が特徴とされる(山善の商品説明)
  • グラファイト:黒鉛(グラファイト)の発熱体で、アラジンは「0.2秒で立ち上がる」速暖性を特徴として説明している。今回確認した機種は4段階(1000/750/500/250W)
  • シーズ:金属パイプに発熱体を封入した型で、遠赤外線効果が特徴とされる。山善の「ツインヒート」はシーズヒーターとカーボンヒーターを組み合わせたハイブリッド機で、シーズヒーターのみ点灯時は500W、カーボンヒーターと併用すると950Wになる

型の呼び方以外に「ニクロム線」を発熱体に使う機種もありますが、今回一次資料で消費電力を確認できたのは上の4型です。

型によって、電気代はどう変わりますか?

グラファイト(強・1000W)とハロゲン(弱・400W)では、同じ8時間で1か月あたり4,854円の差になります。

消費電力・使用時間・単価が同じなら、型が違っても計算上の電気代は同じです。 下の表は、型ごとに実在する代表機種の「強・弱」の設定を比べたもので、型そのものの省エネ性能の順位ではありません。 型どうしで差が出る主な理由は、発熱方式の違いよりも消費電力そのものの大きさです。 同じ「強」どうしで比べても、ハロゲン(800W)とグラファイト(1000W)では消費電力に1.25倍の差があります。

型強弱1か月(強・1日8時間×30日)1か月(弱・1日8時間×30日)
ハロゲン800W400W6,472円3,236円
カーボン900W450W7,281円3,641円
グラファイト1000W500W8,090円4,045円
シーズ950W*500W7,686円4,045円

出典:各メーカーの商品ページ(消費電力)。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分。*シーズの950Wはカーボンヒーターとの併用値

「弱」に切り替えるだけで、どの型でも電気代はおおむね半分になります。 消費電力が小さい弱運転や、部屋が暖まったらサーモスタットで自動的に止まる機種を選ぶことが、型そのものを選ぶよりも効き目があります。

こたつ・電気毛布・パネルヒーターなど、電気ストーブ以外も含めた8種の全比較は電気代が安い暖房器具ランキングにまとめています。

毎日何時間使うと、1か月いくらになりますか?

カーボンヒーター(強・900W)なら、朝1時間だけで月910円、毎日2時間で月1,820円、1日8時間で月7,281円です。

電気ストーブは脱衣所やトイレなど、短時間・体のそばだけで使うことも多い器具です。 月額は「消費電力÷1,000×1日の使用時間×使用日数×単価」で計算でき、使用時間が短いほど電気代も少なくなります。 24時間つけっぱなしにした場合の21,844円は、使用時間の影響を示すための計算上の参考値で、連続使用をおすすめする金額ではありません(就寝中や外出中の電源オフ、周囲との距離などは、お使いの機種の取扱説明書の指示に従ってください)。

カーボンヒーター(強900W)の使用時間別の電気代。朝1時間だけなら月910円、24時間つけっぱなしなら21,844円の棒グラフ

出典:東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)

使い方1日の使用時間1か月
朝に1時間だけ1時間910円
毎日2時間2時間1,820円
朝晩など1日8時間8時間7,281円
24時間つけっぱなし(参考値)24時間21,844円

多くの電気ストーブには転倒OFFスイッチやサーモスタットが付いており、設定温度に達すると自動で止まる時間帯も生まれます。動作の有無は機種によって違い、安全装置が付いていることは「つけっぱなしにしてよい」という意味ではありません。 実際の電気代は、この表の値より下がることもあります。

エアコン暖房と比べると、月いくら違いますか?

メーカー公表の消費電力どうしで比べると、電気ストーブはエアコン暖房よりも月2,912円〜4,530円高くなります。

以下は、消費電力が公表値どおりに続いたと仮定した計算例です。 畳数の目安が異なる機種どうしの比較で、部屋の暖まり方や暖かさをそろえた実測ではなく、実際の月額差を示すものではありません。

エアコンは「ヒートポンプ」という、空気中の熱を運ぶ仕組みで部屋全体を暖めます。 電気ストーブは電気を直接熱に変える仕組みのため、同じ暖かさを得るのに消費電力が大きくなりやすいと資源エネルギー庁は説明しています。

主に6畳用エアコン暖房(月3,560円)と電気ストーブ4型(強・公表消費電力の計算例)の比較。グラファイトが最も高い月8,090円の棒グラフ

出典:パナソニック「エアコン特選カタログ」、TEKNOS・山善・アラジンの各商品ページ(消費電力)。東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)

機器消費電力1時間1日8時間×30日
エアコン暖房(主に6畳用・パナソニック CS-X226D)440W約14.83円3,560円
電気ストーブ(ハロゲン・強)800W約26.97円6,472円
電気ストーブ(カーボン・強)900W約30.34円7,281円
電気ストーブ(シーズ・併用950W)950W約32.02円7,686円
電気ストーブ(グラファイト・強)1000W約33.71円8,090円

部屋全体を暖めるならエアコンが有利になりやすく、脱衣所やトイレのように短時間・体のそばだけを暖める使い方では電気ストーブが選ばれることもあります。 畳数の目安が異なる機種どうしの比較で、同じ暖かさに揃えた実測ではありません。 エアコン暖房の畳数別・使用時間別の詳しい計算はエアコン暖房の電気代にまとめています。

電気ストーブが高いと言われるのはなぜですか?

消費電力が大きく、電気を直接熱に変える仕組みのため、部屋全体を暖める使い方だとエアコンより電気代が高くなりやすいからです。

前の章で見たとおり、公表消費電力どうしの比較では、電気ストーブ4型はいずれもエアコン暖房(440W)より消費電力が大きくなりました。 資源エネルギー庁は、エアコンが「ヒートポンプ」という熱を運ぶ仕組みで冷暖房を行っており、この仕組みによって少ないエネルギーで冷暖房ができ、省エネにつながると説明しています。 電気ストーブは電気をそのまま熱に変える仕組みのため、同じ暖かさを得るために必要な電気の量がヒートポンプ式より多くなりやすいという違いがあります。

一方で、電気ストーブは電源を入れてすぐに暖かさを感じやすいという特徴も、各メーカーが速暖性として説明しています。 部屋全体を暖める・すぐに暖まりたい・体のそばだけを暖めるなど、目的によって向き不向きが分かれます。

住んでいるエリアや電力会社で、電気代は変わりますか?

変わります。同じカーボンヒーター(強・900W)を1日8時間使っても、規制料金は九州6,180円から沖縄8,020円まで開きます。

下の表の金額は、電気ストーブを使った分だけの試算です。 家庭全体の電気料金の順位ではなく、「実額を出せる最安プラン」は当サイトが確認できたプランの中で比較した結果です。加入条件や特典は含みません。 エリアが違えば、電力会社の基本料金や燃料費調整の単価が違うため、同じ消費電力でも電気代は変わります。

全国10エリアのカーボンヒーター(強900W)の電気代(1日8時間)。九州6,180円から沖縄8,020円までの棒グラフ

出典:各エリアの大手電力の特定小売供給約款・燃料費調整単価のお知らせ(2026年9月分)

エリア規制料金比較対象内で試算が最も低いプラン差
北海道8,724円みんな電力 プレミアム100プラン 6,506円2,218円
東北7,076円超TERASEL東北B 6,366円710円
関東7,281円超TERASEL東京B 6,234円1,047円
中部6,681円Green People's Power スタンダードでんき 5,743円938円
北陸6,366円エネアークでんき セットB 5,955円411円
関西6,590円関西電力 従量電灯A(同じ) 6,590円0円
中国7,085円ミツウロコでんき 従量電灯A 6,368円717円
四国7,515円オクトパスエナジー シンプルオクトパス 5,994円1,521円
九州6,180円ミツウロコでんき 従量電灯B 5,612円568円
沖縄8,020円エネワンでんき エネワン300プラン 7,858円162円

出典:各エリアの大手電力の特定小売供給約款・燃料費調整単価のお知らせ、各社の料金ページ(2026年9月分)。カーボンヒーター「強」(900W)を1日8時間・30日使った分の増分だけを計算。関西は規制料金と自由料金の単価が同じため差が0円

関東の例では、東京電力の従量電灯Bと比較対象の間で、電気ストーブの使用分だけの試算に月1,047円の差がありました。ご家庭全体の節約額ではありません。 基本料金や他の家電の使用量まで含めた家庭全体の比較、使用量・契約アンペアが違う場合の差額は、下のボタンから確認できます。

自分のエリア・使用量で比べる

電気代を抑えるにはどうすればいいですか?

運転レベルを「弱」に落とす、使用時間を短くする、契約アンペアを見直す、の3つが効きます。

  • 運転レベルを弱にする:この記事の計算では、どの型でも「強」から「弱」に落とすとおおむね半分になります
  • 使用時間を短くする:電気代は使用時間にそのまま比例します。サーモスタットや切りタイマーがある機種なら、設定温度に達したあとの無駄な運転を減らせます
  • 部屋全体を暖める時間が長いならエアコンを検討する:ヒートポンプの仕組みにより、長時間・部屋全体の暖房ではエアコンのほうが少ない電気で済みやすいことを、前の章で見た消費電力の比較で確認しました

契約している電力会社やプランそのものを見直す場合は、電気ストーブの使用分だけでなく家庭全体の電気料金で比べることをおすすめします。 賃貸のアパートでも、電気の契約名義が自分であれば会社を変えられます(一括受電契約の物件は例外です)。

ほかの暖房器具の電気代は、オイルヒーターの電気代・セラミックファンヒーターの電気代・こたつの電気代にまとめています。

まとめ

  • 電気ストーブはハロゲン・カーボン・グラファイト・シーズなど型によって消費電力が違い、1時間約13.48円〜約33.71円の幅(2026年9月分・関東の試算)
  • 「弱」に落とすとどの型でもおおむね半分になる。24時間つけっぱなしでは月21,844円(カーボン・強900W)
  • メーカー公表の消費電力どうしでは、主に6畳用エアコン暖房よりいずれの型も月2,912円〜4,530円高い。ヒートポンプと電気を直接熱に変える仕組みの違いによる
  • 同じ消費電力でも、エリアや電力会社が違えば電気代は変わる。関東では会社を替えると電気ストーブの使用分だけで月1,047円の差
  • 目安単価ではなく、その月の実際の単価で計算することが総額を知る近道

自分のエリアといまの会社を選ぶと、2026年9月分の金額が並ぶのが比較ページです。

よくあるご質問

Q. 一番電気代がかからない暖房器具は何ですか。

A. 機種と使い方によって変わります。この記事で計算した4型の電気ストーブでは、消費電力が最も小さいハロゲン(弱・400W)が1時間約13.48円で最も安く、こたつや電気毛布のようにさらに消費電力が小さい器具はもっと安くなります。8種の全比較は[電気代が安い暖房器具ランキング](/articles/danbo-kigu-yasui/)にまとめています。

Q. 電気ストーブと灯油ストーブ、どちらが安いですか。

A. 灯油の価格と電気の単価の両方が変動するため、当サイトでは灯油ストーブの燃料費を一次資料で確認できておらず、比較できません。予測はせず、確認できた事実だけを載せる方針のため、この記事では電気ストーブどうし・電気ストーブとエアコンの比較にとどめています。

Q. 電気ストーブはつけっぱなしにしても大丈夫ですか。電気代はいくらになりますか。

A. 24時間つけっぱなしにすることを当サイトが勧めるものではなく、就寝中や外出中は電源を切ることが基本です。電気代の面では使用時間にそのまま比例し、この記事の計算では、カーボンヒーターの「強」(900W)を24時間つけっぱなしにすると月21,844円、1日8時間なら月7,281円でした。転倒OFFスイッチやサーモスタットが付いた機種は、設定温度に達すると自動で止まる時間も増えますが、機種による違いがあり、安全装置があること自体は連続使用を勧める根拠にはなりません。周囲との距離など安全面の注意は、お使いの機種の取扱説明書の指示に従ってください。

Q. 賃貸のアパートでも、電力会社を変えて電気ストーブの電気代を安くできますか。

A. 電気の契約名義が自分であれば変えられます。ただし、家賃や管理費に電気代が含まれる物件や、マンション全体で一括受電契約になっている物件では、入居者の判断では変更できません。それ以外なら、いまの契約を解約して新しい会社に申し込むだけで切り替わります。

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出典

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