この記事の結論(2026年9月分・関東・3〜4人家族の目安)
1. セット割は月73円〜400円。多くは電気料金の割引(率・定額・1kWhあたり)ですが、HTBエナジーのように**ガス料金**から引く会社もあります。
2. 電気だけ、いまの1位(TERASELでんき)に変えた差は870円。セット割よりずっと大きくなりました。
3. セットのままでも、ENEOSでんき(月100円引き)やCDエナジー(0.5%引き)なら、1位との差は月125〜132円まで縮まります。
ガスの料金そのものの差は含みません。順位は毎月変わります。
自分のエリアと使用量で、いまの契約と比べる
明細がなくても、料金の目安を比べられます。
セット割の値打ちは、月73円〜400円です。 割引の多くは電気料金にかかりますが、なかにはガス料金から引く会社もあります。 型を確かめずに「セット割があるから」で選ぶと、同じ使い方で電気の会社だけ変えたときの差(月100円台〜800円台)のほうが大きいことを見落とします。 この記事は、電気とガスをどこにまとめるか、あるいは別々にするか迷っている方向けです。 2026年9月分の実額で、セット割の型と、電気だけ1位に変えた場合の差を比べます。
エネチェックは電力会社ではない、電気料金の比較サイトです。数字は各社の毎月のお知らせと約款を編集部が開いて確かめ、取得元つきで登録しています。
まとめると得か、別々が得か?
電気だけ、いまの1位の会社に変えたほうが、セットにするより安くなることが多いです。
2026年9月分・関東・3〜4人家族の目安(40A・400kWh)で、選択肢ごとの電気の月額を計算しました。
| 選択 | 内容 | 電気の月額 | いまの会社との差 |
|---|---|---|---|
| いまの会社のまま | 東京電力 従量電灯B(セット割の対象外) | 12,712円 | ±0円 |
| 電気だけ1位に変える(ガスは今のまま) | TERASELでんき 超TERASEL東京B | 11,842円 | −870円 |
| ENEOSでんきでまとめる | 東京Vプラン(都市ガスとセットで100円引き) | 11,974円 | −738円 |
| CDエナジーでまとめる | ベーシックでんき(自社ガスとセットで0.5%引き) | 11,967円 | −745円 |
| 東京ガスでまとめる | 基本プラン(都市ガスとセットで0.5%引き) | 12,398円 | −314円 |
| 東京電力でまとめる | スタンダードS(とくとくガスプランとセットで102円引き) | 12,610円 | −102円 |

東京電力のまま「とくとくガスプラン」とセットにしても、差は102円しか縮まりません。 一方、電気だけ1位の会社に変えると差は870円です。セット割の有無で会社を選ぶと、桁が1つ違う差を見落とします。 ただし、ENEOSでんきやCDエナジーダイレクトのように、セット割がありながら単価そのものも低い会社を選べば、1位との差は月125〜132円まで縮まります。
セット割は、どのくらい安くなりますか?
セット割は4つの型に分かれ、2026年9月分の割引額は月73円から400円です。
割引の型を、公式の約款・重要事項説明書で確かめました。

- 率型(電気料金の0.5%引き): 東京ガス「基本プラン」75円、CDエナジー「ベーシックでんき」73円、バリューでんきB76円(いずれも400kWhの場合)
- 定額型(電気料金から固定額を引く): 東京電力「スタンダードS」102円、ENEOSでんき「東京Vプラン」100円、ニチガス「でガ割でんき」300円
- 定額型(ガス料金から固定額を引く): HTBエナジーが年1,224円(月換算102円)。ガスの重要事項説明書に「ガス料金から毎月102円(税込)を割引いたします」と明記されており、電気料金は下がりません
- 1kWhあたり型(使用量に比例): Looopでんき「スマートタイムONE」が1kWhあたり1.00円。400kWhなら400円ですが、この電気料金は市場連動型のため、割引前の実額そのものを当サイトでは出せません
エネワンでんき(330円・220円)とストエネ(110円)は、一次資料の文言が「電気・ガスの合算請求から」で、電気料金だけの割引とは言い切れません。この記事では参考として定額型に含め、注記します。
「ガス料金が安くなる型」も実在します。 電気側の割引と混同しやすいので、次の見出しで実額への影響を比べます。
使用量が増えると、セット割の効きは変わりますか?
型によって伸び方が違います。率型はゆっくり増え、1kWhあたり型は使用量に比例して大きくなります。

| 月の使用量 | 率型(東京ガス0.5%) | 定額型(東京電力102円) | 1kWhあたり型(Looop1.00円) |
|---|---|---|---|
| 100kWh | 21円 | 102円 | 100円 |
| 200kWh | 38円 | 102円 | 200円 |
| 300kWh | 56円 | 102円 | 300円 |
| 400kWh | 75円 | 102円 | 400円 |
| 500kWh | 95円 | 102円 | 500円 |
使用量が少ない一人暮らしなどは、率型より定額型のほうが割引額は大きくなりがちです。 使用量が多い世帯では、1kWhあたり型の割引額が一番大きくなりますが、対象がLooopでんきの市場連動プランに限られ、電気の実額そのものは月が終わるまで確定しません。
電気とガスをまとめるなら、どこがいいですか?
関東では、CDエナジーダイレクトとENEOSでんきが、電気だけ1位の会社に最も近い金額になります。
在庫で確認できた、セット割のある会社の実額です(2026年9月分・関東・40A・400kWh)。
| 会社・プラン | 型 | 割引額 | 電気の月額 | 1位との差 |
|---|---|---|---|---|
| CDエナジーダイレクト ベーシックでんき | 率0.5%(電気) | 73円 | 11,967円 | +125円 |
| ENEOSでんき 東京Vプラン | 定額(電気) | 100円 | 11,974円 | +132円 |
| ニチガス でガ割でんき | 定額(電気) | 300円 | 12,335円 | +493円 |
| エネワンでんき ハッピープラン | 定額(合算請求) | 330円 | 12,338円 | +496円 |
| 東京ガス 基本プラン | 率0.5%(電気) | 75円 | 12,398円 | +556円 |
| バリューでんきB | 率0.5%(電気) | 76円 | 12,412円 | +570円 |
| 東京電力 スタンダードS | 定額(電気) | 102円 | 12,610円 | +768円 |
| HTBエナジー ベーシックプラン | 定額(ガス・年) | 102円 | 19,066円※ | +7,224円 |
※HTBの割引はガス料金からのため、電気の月額には反映していません。エネワンでんきは「電気・ガスの合算請求から」の割引です。
CDエナジーダイレクト・ENEOSでんきを選べば、電気だけ会社を変えるのとほぼ同じ水準まで下がります。 反対にHTBエナジーが大きく高いのは、セット割ではなく燃料費調整に上限がなく2026年9月分の単価が高いためで(燃料費調整の上限を参照)、しかもそのセット割はガス側なので電気の高さは相殺されません。セット割の額だけを見て選ぶと、こうした差を見落とします。
電気とガスは別々に契約したほうが安いですか?
ガスがどれだけ安くなるか次第です。上の表の「1位との差」を上回るガスの節約がなければ、別々にしたほうが安くなります。
たとえばCDエナジーダイレクトでまとめると、電気だけ1位の会社より月125円高くなります(前の見出しの表)。 CDエナジーの都市ガス料金が、いまの契約より月125円を超えて安ければ、まとめたほうが合計は得です。超えなければ、電気だけ変えて別々にしたほうが得です。 東京ガスやバリューでんき(1位との差は月556〜570円)でまとめる場合は、それだけ大きなガスの節約が無いと、別々のほうが有利になりやすいと言えます。
この記事の数字は電気の差だけで、ガス料金そのものの実額は含みません(当サイトに再利用できるガス料金の在庫が無いため)。まとめる・別々にするの最終判断は、検討している会社のガス料金の見積もりと、上の表の差額をあわせて確認してください。
電気料金が1番安い会社は?
2026年9月分・関東・3〜4人家族の目安ではTERASELでんき「超TERASEL東京B」です。ただし順位は毎月変わり、契約アンペアや使用量でも変わります。
この記事は、その1位の会社に電気だけ変えた場合と、ガスとセットにした場合の差に絞って比べています。 使用量ごとの分岐点や落とし穴は安い電気会社は使用量で変わる、全国10エリアの月額比較は電気会社のおすすめで確認できます。
関東以外でも、セット割はありますか?
あります。ただし金額を確認できたのは一部の会社・エリアだけです。

| エリア | 会社・プラン | 割引額 | 割引の適用先 |
|---|---|---|---|
| 関西・中部・九州(大阪ガス・東邦ガスエリア) | HTBエナジー ベーシックプラン | 月102円(年1,224円) | ガス料金から |
| 関西(大阪ガスエリア) | エネワンでんき ハッピープラン | 月220円 | 電気・ガスの合算請求から |
| 中部 | ストエネ | 月110円 | 電気・ガスの合算請求から |
| 九州(西部ガスエリア) | エネワンでんき ハッピープラン | 月220円 | 電気・ガスの合算請求から |
対応エリア・対象プランは会社ごとに違い、当サイトで金額を確認できていない組み合わせもあります。 ガス料金そのものの差は、この一覧には含みません。
気をつける点はありますか?
3つあります。
- 順位は2026年9月分のものです。 調整費は毎月変わるため、来月には差の大きさが変わります。当サイトのトップの比較は毎月更新しています
- セット割が「電気」と「ガス」のどちらから引かれるか確かめてください。 HTBエナジーの例のように、ガス料金から引かれるセット割は電気代を1円も下げません。しかもHTBエナジーは調整費に上限がなく、2026年9月分は電気だけでも大きく高くなっています
- 切り替えに違約金や停電の心配は、基本的にありません。 資源エネルギー庁も、電気の品質・信頼性はどの会社から買っても同じだと説明しています。手続きの流れは電力会社は変えられる?で説明しています
まとめ
- セット割は月73円〜400円。多くは電気料金の割引(率・定額・1kWhあたり)ですが、HTBエナジーのようにガス料金から引く会社もあります
- 電気だけ1位の会社に変えた差(2026年9月分・関東で870円)は、セット割よりずっと大きいことが多いです
- セットのままでも、単価が低い会社(ENEOSでんき・CDエナジーなど)を選べば、1位との差は月125〜132円まで縮まります
- ガス料金そのものの差はこの記事に含みません。順位は毎月変わります
自分の使用量でどうなるかは、エリア・世帯人数・いまの会社を選ぶだけの1分診断で確かめられます。