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冷蔵庫の電気代は月いくら?年間消費電力量と今月の単価で計算

公開 2026年9月26日 / 最終更新 2026年9月26日

この記事の結論(2026年9月分・関東の試算)

1. 現行機(501L・年間消費電力量330kWh/年のパナソニック機を例に計算)は月約927円、485L・269kWh/年の三菱電機機なら月約756円です。

2. 定格内容積501L以上クラスの平均で比べると、2016年ごろの機種(339kWh/年)から2024年の機種(279kWh/年)に買い替えると、電気代は年2,016円安くなる計算です。平均使用年数13.5年ぶんでは27,216円の差になります(本体価格・処分費用は含みません)。

3. 同じ機種のまま会社を替えると、関東では月133円安いプランがあります(冷蔵庫の使用分だけの比較です)。

目安の「約31円/kWh」ではなく、メーカーが公表する「年間消費電力量」と、当サイトの在庫にある2026年9月分の単価で計算した目安です。実際の消費電力は設置環境や使い方で変わるため、請求額そのものを保証するものではありません。

自分のエリア・世帯で、今月いくらか計算する
全国10エリアで、2026年9月分の試算を並べます。いまの契約が分かれば差額も出します。

「冷蔵庫 電気代」で検索すると、多くのサイトが「1kWhあたり31円」のような目安単価で計算しています。しかし単価は電力会社・エリア・月によって変わるため、目安単価では実際の請求額とずれます。 冷蔵庫はエアコンや暖房器具と違い24時間365日動き続けるため、この記事ではメーカーが機種ごとに公表する「年間消費電力量(kWh/年)」を12で割り、2026年9月分の実際の単価をかけ合わせて計算します(数字の取得元は編集部が一次資料で確認しています。編集方針)。同じ計算方法をエアコン暖房に使った記事はエアコン暖房の電気代にあります。

月いくらか見る / 容量別を見る / 買い替えの損益を見る

冷蔵庫の電気代は、月いくらですか?

現行機の年間消費電力量から計算すると、501L・330kWh/年のパナソニック機で月約927円、485L・269kWh/年の三菱電機機で月約756円です(2026年9月分・関東)。

冷蔵庫の電気代は「年間消費電力量(kWh/年)÷12×単価(円/kWh)」で計算できます。エアコンや暖房器具のように「消費電力(W)×使用時間」では計算しません。冷蔵庫は庫内の温度を保つために24時間365日動き続け、コンプレッサーが必要なときだけ稼働する仕組みのため、メーカーは日本産業規格JIS C 9801-3:2015に基づく試験で測定した「年間消費電力量」を機種ごとに公表しています。

この記事では、現行の代表的な2機種を例に計算します。パナソニックのトップユニット冷凍冷蔵庫「NR-F504T」(501L)は年間消費電力量330kWh/年、三菱電機の「MR-MZ49N」(485L、2026年1月発売)は269kWh/年と、公式の仕様ページに表示されています。

現行機2機種の月の電気代。パナソニックNR-F504T927円、三菱電機MR-MZ49N756円の棒グラフ(東京電力の2026年9月分の単価)

出典:パナソニック「NR-F504T 仕様・詳細情報」、三菱電機「MR-MZ49N 商品情報」、東京電力エナジーパートナー「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)

メーカー・型番定格内容積年間消費電力量1か月1日
パナソニック NR-F504T501L330kWh/年約927円約30.9円
三菱電機 MR-MZ49N485L269kWh/年約756円約25.2円

出典:各メーカーの製品仕様ページ(年間消費電力量)。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分(基本料金は含まず、電力量料金・調整費・再エネ賦課金・国の支援を含む増分だけ)

この記事の計算の前提:目安の世帯(3〜4人家族・日中は誰もいない・360kWh・40A)が、すでにその使用量で電気を使っているところに、冷蔵庫の年間消費電力量を月あたりに割った分だけ電気代がどれだけ増えるかを計算しています。段階制の電力量料金は使うほど単価が上がるため、すでに使用量が多い世帯では、この記事の金額よりわずかに高くなることがあります。式そのものの組み立ては電気代の計算方法で説明しています。

自分の冷蔵庫の型番が分からなくても、容量(L表示)が分かれば次の章でおおよその目安がつかめます。

容量別の目安はありますか?

定格内容積が大きくなるほど電気代が比例して上がるわけではありません。2024年の平均で比べると、201〜250Lクラスで月約857円、501L以上クラスで月約784円と、むしろ小さいクラスのほうが高い場合もあります。

資源エネルギー庁の資料でも、冷蔵庫は容積に比例して年間消費電力が必ずしも大きくなるわけではないと説明されています。大きい容量のモデルほど、インバーター制御や高性能な断熱材といった省エネ技術が使われている傾向があるためです。

容量帯別の月の電気代。201〜250L 857円、301〜350L 949円、401〜450L 820円、501L以上 784円の棒グラフ

出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」(定格内容積別・年間消費電力量の推移。2024年の平均値)

容量帯年間消費電力量の平均(2024年)1か月1日
201〜250L305kWh/年約857円約28.6円
301〜350L338kWh/年約949円約31.6円
401〜450L292kWh/年約820円約27.3円
501L以上279kWh/年約784円約26.1円

出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分

詰め込み過ぎと感じるようであれば、無理に小さいサイズを選ぶより、大きいサイズの冷蔵庫を検討したほうが、電気代の面でも生活の面でも合理的な場合があります。家族の人数や買い置きの量に応じた容積を選ぶことが基本です。

いま使っている冷蔵庫が10年前後前のものなら、買い替えでどれくらい変わるかを次の章で見ていきます。

古い冷蔵庫と新しい冷蔵庫では、電気代はどれくらい違いますか?

定格内容積501L以上クラスの平均で比べると、2016年ごろの機種(339kWh/年)から2024年の機種(279kWh/年)に買い替えると、電気代は年2,016円安くなる計算です。平均使用年数13.5年ぶんでは27,216円の差になります。この記事が出すのは「電気代だけの差」で、本体価格まで含めた損益は出しません。

冷蔵庫は現在発売されている個別の機種を10年前の型番までさかのぼって仕様ページを確認することができません(メーカーサイトから既に削除されているため)。そこでこの記事では、資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」が公表している、定格内容積501L以上クラスの年間消費電力量の平均値(2016年339kWh/年、直近の2024年279kWh/年)を使います。円換算は、カタログ自身が使う目安単価ではなく、当サイトの2026年9月分の単価で計算し直しています。

本体価格は在庫店・型番・時期によって大きく変わるため、この記事では一次資料で確認できる範囲を超えて金額を推測しません。買い替えを検討するときは、この「電気代だけで年2,016円・13.5年で27,216円」という数字を、実際に検討している機種の本体価格・設置費用と並べて、何年で電気代の差が本体価格を上回るかで判断してください。

買い替えの損益。2016年ごろのクラス平均952円、2024年のクラス平均784円、差は月168円で平均使用年数13.5年ぶんでは27,216円になることを示す図

出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」(定格内容積別・年間消費電力量の推移)、内閣府「消費動向調査」(電気冷蔵庫の平均使用年数13.5年)

年間消費電力量(501L以上クラス平均)1か月
2016年ごろ339kWh/年約952円
2024年279kWh/年約784円
差60kWh/年約168円

出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分

この記事の計算は2016年・2024年それぞれの「クラス平均」を使ったものであり、いま使っている個別の機種の実際の消費電力とは異なります。今後さらに省エネ性能が上がるかどうかは予測していません。

設定温度・詰め込み・開閉は、電気代にどれくらい影響しますか?

資源エネルギー庁の試算では、設定温度を「強」から「中」にすると年約2,076円、詰め込みすぎないと年約1,476円、無駄な開け閉めをしないと年約348円の節約になります(当サイトの今月の単価で計算し直した金額)。

資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」は、一般財団法人省エネルギーセンターの実測値をもとに、使い方の工夫による年間の節電量(kWh/年)を公表しています。この記事では、そのkWh/年の数値だけを引用し、当サイトの2026年9月分の単価で円に計算し直しています(カタログ自身が使う目安単価では計算していません)。

工夫比較の条件年間の節電量今月の単価での年間の節約額
設定温度を「強」から「中」にする周囲温度22℃61.72kWh/年約2,076円
詰め込みすぎない詰め込んだ場合と半分にした場合の比較43.84kWh/年約1,476円
無駄な開け閉めをしない開閉回数が2倍になった場合との比較(旧JIS開閉試験基準)10.40kWh/年約348円

出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」(使い方・置き方による省エネ効果)。円換算は当サイトが2026年9月分・関東の単価で計算し直した参考値

このほかにも、熱い食品を冷ましてから入れる、壁から適切な間隔をあけて設置する(上と両側が壁に接している場合と片側だけの場合の比較で年約45.08kWh・当サイトの単価で計算すると年約1,524円の差)といった工夫が同じ資料で紹介されています。いずれも一度に大きく節約できる金額ではありませんが、買い替えずにできる対策として合わせて確認する価値があります。

住んでいるエリアや電力会社を替えると、冷蔵庫の電気代は変わりますか?

変わります。パナソニックNR-F504T(330kWh/年)を例に規制料金で比べると、九州787円から北海道1,111円まで開きます。会社を替えると、関東では月133円安いプランがあります。

エリアによって、調整費(毎月変わる燃料費調整額)の単価が違うためです。同じ機種でも、住んでいるエリアで金額が変わります。

全国10エリアの冷蔵庫(NR-F504T)の月の電気代。北海道1,111円から九州787円までの棒グラフ

出典:各エリアの大手電力の特定小売供給約款・燃料費調整単価のお知らせ(2026年9月分)

次の表の「差」は、冷蔵庫を使った分だけの増分の差です。世帯全体の請求額が最安になる会社を示すものではありません。契約を選ぶ際は、基本料金を含めた総額・加入条件・調整費に上限があるか・解約条件もあわせて確かめてください。

出典:各エリアの大手電力の約款・2026年9月分の調整単価。エリア名・プラン名から公式ページを開けます。関西電力は確認できた単価の中で従量電灯A自体がいちばん安いプランでした

上限(調整費に天井があるかどうか)や解約金の有無は、この記事では計算していません。契約を検討する際は、単価だけでなく調整費の上限の有無も確かめてください。

まとめ

  • 目安の約31円/kWhではなく実際の単価で計算すると、現行機(501L・330kWh/年のパナソニック機)は月約927円、485L・269kWh/年の三菱電機機は月約756円(2026年9月分・関東)
  • 定格内容積501L以上クラスの平均で比べると、2016年ごろ(339kWh/年)から2024年(279kWh/年)への買い替えで電気代は年2,016円安くなる計算。平均使用年数13.5年ぶんでは27,216円の差(本体価格・処分費用は含まない)
  • 設定温度を「強」から「中」にする(年約2,076円)、詰め込みすぎない(年約1,476円)、無駄な開け閉めをしない(年約348円)といった工夫にも一定の効果がある
  • 容量が大きくても電気代が比例して上がるわけではない。2024年の平均では、201〜250Lクラス月約857円に対し、501L以上クラスは月約784円
  • 同じ機種でも、エリアによって規制料金は九州787円〜北海道1,111円まで違う
  • 会社を替えると、冷蔵庫の使用分だけで見て関東では月133円安いプランがある(世帯全体の請求額の差ではない。契約は総額・上限・解約条件もあわせて確認する)

自分のエリア・世帯の目安で、今月の試算を確かめるなら比較ページでエリアを選んでください。

よくあるご質問

Q. 大きい冷蔵庫のほうが結局は電気代がお得ですか。

A. 一概には言えません。資源エネルギー庁の資料でも、容量が大きくなるほど省エネ技術(インバーター制御・高性能な断熱材)が使われる傾向があり、必ずしも容量に比例して電気代が高くなるわけではありません。ただし詰め込みすぎると効率は落ちるため、家族の人数や買い置きの量に合った容量を選ぶことが基本です。

Q. 霜取り不要(自動霜取り)の冷蔵庫は電気代が高いですか。

A. この記事で計算した年間消費電力量は、霜取りにかかる分も含めてメーカーが実測した値です。霜取りの方式が違う機種どうしでも、年間消費電力量を比べれば実際の電気代を比較できます。

Q. 冷蔵庫の電源を抜いて節電できますか。

A. おすすめしません。冷蔵庫は庫内の温度を一定に保つために動き続ける前提で設計されており、頻繁に電源を切ると再び冷えるまでに多くの電力を使ったり、食品が傷んだりする恐れがあります。節電は設定温度や詰め込み方の見直しで行うのが安全です。

Q. 引っ越しで冷蔵庫を運ぶとき、電源を切ってからどれくらい待てばいいですか。

A. 運搬の前は、庫内の霜を溶かすため12〜24時間前に電源を切っておくのが一般的な目安です。逆に、運搬・設置が終わったあと電源を入れる前には、コンプレッサー(圧縮機)を落ち着かせるため30分〜1時間ほど待つとよいとされています。詳しい待機時間はメーカーの取扱説明書で確認してください。

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