この記事の結論(2026年9月分・旧一電を除いた新電力だけ)
1. 関東・3〜4人家族(40A・月360kWh)の新電力1位はTERASELでんき 超TERASEL東京B 月10,687円。上位5社の差は182円です。
2. 新電力353プランに法令の上限は0件。約款の上限が45件、調整費の仕組みなしが11件、上限なしが297件です。
3. 特典(キャンペーン)は順位に混ぜていません。会社ごとに別の列で示します。
順位は今月の実額であり、来月も同じ順位とは約束できません。
いまの会社を選んで、新電力の候補と差額を確かめる
全国10エリアで、2026年9月分の試算を並べます。いまの契約との差額は、プランが分かったときに出します。
この記事は、大手電力(旧一電)を除いた新電力だけを、2026年9月分の実額で全国10エリアごとに上位5社まで並べます。新電力とはどんな会社かは、記事の後半で説明します。
エネチェックは電力会社ではない、電気料金の比較サイトです。数字は各社の毎月のお知らせと約款を編集部が開いて確かめ、取得元つきで登録しています(編集方針)。
エリア別の順位 / 上限の有無 / 撤退・倒産のリスク / 新電力とは
新電力だけのランキングは、エリアでどう違いますか?
旧一電を除くと、エリアで1位の会社が違います。関東・関西はTERASELでんき、九州・中国はミツウロコでんきが1位でした。
この表は3〜4人家族(日中は誰もいない・40A・月360kWh)の目安・2026年9月分の実額で、全国10エリアの新電力1位だけを並べたものです。
| エリア | 1位 | プラン | 月額(3〜4人家族の目安) | 値上がりの天井 | 条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | みんな電力 | プレミアム100プラン(北海道) | 12,729円 | なし | ー |
| 東北 | TERASELでんき | 超TERASEL東北B | 10,885円 | なし | ー |
| 関東 | TERASELでんき | 超TERASEL東京B | 10,687円 | なし | ー |
| 中部 | Green People’s Power | スタンダードでんき(中部) | 9,472円 | 調整費の仕組みなし | 調整費が無く単価表のまま |
| 北陸 | エネアークでんき | セットB(北陸) | 10,401円 | なし | LPガスとのセット契約が条件 |
| 関西 | TERASELでんき | 超TERASEL関西A | 9,719円 | なし | ー |
| 中国 | ミツウロコでんき | 従量電灯A(中国エリア) | 10,050円 | なし | ー |
| 四国 | オクトパスエナジー | シンプルオクトパス | 9,990円 | 調整費の仕組みなし | 1年限定・12か月後にグリーンオクトパスへ自動移行 |
| 九州 | ミツウロコでんき | 従量電灯B(九州エリア) | 9,486円 | なし | ー |
| 沖縄 | エネワンでんき | エネワン300プラン | 12,151円 | なし | 新電力3社中の1位(上位5社ではない) |
他のエリアの上位5社は、診断で今月の実額をそのまま出せます。
比べたのはエリアごとに、金額を確認できた新電力だけです。市場連動型(実額を出せない型)や、単価は分かっても実額が未確認のプランは、順位には入れていません。比べた社数・プランの内訳は、下の関東の表で確認できます。

出典:当サイトの登録データ(kojin-plans.ts)。会社数は2026年9月分・一般の家庭向けプランの登録分
「新電力ランキング」で検索すると、旧一電の規制料金・自由料金も混ざった一覧が多く出てきます。それも大事な比較ですが、この記事は新電力どうしを比べます。旧一電を含めた全社の順位は電気会社のおすすめにあります。比べ方は、対象月を固定する(2026年9月分の調整費と国の支援を足した実額)、旧一電を除く、特典は月額に混ぜない、の3つです。

出典:各社の2026年9月分の調整費・容量拠出金・特典の一次資料。月額は当サイトの計算
3〜4人家族(日中は誰もいない・40A・月360kWh)の目安で、エリアごとに新電力の上位5社を並べました。**「値上がりの天井」は電気代全体の上限ではなく、調整費(燃料費調整額など)に上限があるかどうかです。**解約金・特典は行ごとに分けています。特典は月額には足していません。
一人暮らしや5人以上の家族など、条件が違う方は、上の表のエリア名から比較ページでいまの会社と暮らしの型を選んでください。同じ2026年9月分の実額で、条件に合わせた順位が出ます。
関東 新電力1位 TERASELでんき 月10,687円
| 順位 | 会社 | プラン | 月額(2026年9月分) | 値上がりの天井 | 解約金 | 特典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | TERASELでんき | 超TERASEL東京B | 10,687円 | なし | なし | 契約時に選べる特典(6種から1つ) |
| 2 | ミツウロコでんき | 従量電灯B(関東エリア) | 10,746円 | なし | なし | 月額基本料金6ヶ月無料キャンペーン |
| 3 | CDエナジーダイレクト | ベーシックでんき | 10,851円 | なし | なし | LINE公式&カテエネ登録特典 |
| 4 | idemitsuでんき | Sプラン(東京電力エリア) | 10,865円 | なし | なし | idemitsuでんき入会特典(電気料金3,000円引き) |
| 5 | ENEOSでんき | 東京Vプラン | 10,869円 | なし | なし(にねんとく²割に加入した場合のみ1,100円) | 給油でおトク でんき乗り換えキャンペーン |
比べたのは関東の新電力23社(金額を出せた32プラン。10社は市場連動型で実額を出せず、順位には入れていません。4件は単価は確認できても実額が未確認で、順位には入れていません)。
表の「特典」は月額に足していません。 特典を金額に混ぜると、対象月の実額での比較にならないためです。特典の条件(期限・対象エリア)は、公式サイトで確認してください。
値上がりの天井がある新電力はどこですか?
「値上がりの天井」とは、調整費(燃料費調整額など)に上限があるかどうかです。電気代全体の上限ではありません。新電力に、法令の上限は0件です。約款による上限(会社が任意に決めたもの)が45件、上限そのものが無いプランが297件です。

出典:各社の約款・重要事項説明書・料金メニュー定義書(2026年9月時点、当サイトの登録分)
上限には2種類あります。国の認可が要る「法令の上限」は、規制料金(旧一電の従量電灯など)だけに義務づけられた仕組みです。新電力の多くは自由料金なので、法令の上限を持つプランは原則ありません(この記事で確認できた範囲では0件)。
自由料金の「約款の上限」は、会社が任意に決めるもので、会社が約款を変えれば撤廃できます。詳しい見分け方は燃料費調整の「上限」は、会社によって意味がまったく違うで説明しています。
この記事で確認できた範囲では、約款の上限があるのはLooopでんき・楽天でんき・コスモでんき・TERASELでんき・アストでんきの5社です(一部のプランのみに上限があるものを含みます)。上の表の「値上がりの天井」の列でも、会社・プランごとに確認できます。
約款の上限は、実際に撤廃されてきた
上限は永久のものではありません。新電力でも、約款の上限を後から廃止した実例があります。

出典:auエネルギー&ライフ「燃料費調整単価のご案内」、株式会社PinT「電気料金見直しのお知らせ 別紙1」
auでんきは2022年11月ご利用分から、PinTでんきは2023年5月請求分から、それぞれ約款の上限を撤廃しました。上限は会社の判断で外せるものであり、「上限あり」のプランがこの先も同じ条件を続けるとは限りません。これも予測ではなく、過去に起きた実例です。
なぜ順位は月で変わるのですか?
調整費(燃料費調整額など)が会社ごとに毎月変わるからです。ある月に安かった順位が、翌月も同じ順位とは約束できません。
調整費の決まり方や、会社によって単価が違う理由は燃料費調整額とはで説明しています。この記事の順位は2026年9月分の実額です。10月分になれば、調整費が変わって入れ替わる可能性があります。
エネチェックは対象月が変わるたびに、この記事の順位も作り直します。**「これから安くなる/高くなる」という予測はしません。**過去にどれだけ動いたかは、燃料費調整は、実際どれだけ動いてきたのかで確認できます。
新電力が撤退・倒産したらどうなりますか?
すぐに電気が止まるわけではありません。倒産・撤退する会社から無契約になる期日の通知が来て、その期日までに新しい会社と契約すれば供給が続きます。
資源エネルギー庁のよくある質問では、電力会社が倒産・撤退する場合、無契約状態になるまでの期日について会社から通知が来て、原則その期日までに新しい小売電気事業者と契約すれば引き続き電気の供給を受けられると説明されています。期日までに契約が間に合わなかった場合でも、ただちに電気の供給が止まるわけではありませんが、無契約状態が長期間続くと供給が止まることもあるため、早めに切り替え先を探すことが必要です。
「新電力 やばい」「新電力 やめとけ」という検索が多いのは、この記事のPAA(よくある質問)にも出てくるとおり、不安を持つ人が多いことの表れです。ただし、**どの新電力がやばいかを予測することはできません。**この記事でできるのは、値上がりの天井の有無・解約金の条件を会社ごとに明記して、契約前に確認できるようにすることです。上の表の「値上がりの天井」「解約金」の列を、気になる会社で確認してください。
新電力とはどんな会社ですか?
2016年4月の電力小売全面自由化で、電気の小売業への新規参入が全面的に認められた会社です。
資源エネルギー庁は、2016年(平成28年)4月1日以降、電気の小売業への参入が全面自由化され、家庭や商店も含む全ての消費者が電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになったと説明しています。
それまで電気を売れたのは、各エリアの大手電力(北海道電力〜沖縄電力の10社。この記事では「旧一電」と呼びます)にほぼ限られていました。自由化後に新しく参入した会社を、まとめて「新電力」と呼びます。ガス会社・石油会社・通信会社の子会社や、独立系の新規事業者など、成り立ちはさまざまです。
新電力を契約しても、電気を届ける送配電網は変わりません。停電のしやすさや電気の品質は、どの会社と契約しても同じです。
新電力はなぜ安いのですか?
固定費(発電所や営業網)が薄いことと、調達価格の変動を利用者が引き受ける設計であることの2つでできています。
安さの仕組みと注意点は、新電力はなぜ安いのかで詳しく説明しています。仕組みを理解したうえで、この記事では2026年9月分の実額を並べます。
まとめ
- 新電力は2016年の電力小売全面自由化で新規参入した会社。旧一電を除いた新電力だけを比べたのがこの記事
- 2026年9月分は、関東・関西の1位がTERASELでんき、九州・中国の1位がミツウロコでんき。エリアで1位が違う
- 新電力に法令の上限は原則なく、約款の上限も撤廃された実例がある(auでんき・PinTでんき)
- 特典は順位に混ぜていない。会社ごとに別枠で示した
- 順位は2026年9月分の実額。来月は変わる可能性があり、予測はしない
- 新電力が倒産・撤退しても、通知の期日までに切り替えれば電気は止まらない
自分のエリアといまの会社を選ぶと、新電力の候補と2026年9月分の金額が並ぶのが比較ページです。旧一電を含めた全社の順位は電気会社のおすすめで見られます。