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テレビの電気代は1時間いくら?今月のエリア別の単価で計算

公開 2026年9月26日 / 最終更新 2026年9月26日

この記事の結論(2026年9月分・関東の試算)

1. 55V型の4K液晶は1時間、シャープ(146W)約4.9円〜パナソニック(190W)約6.4円と計算できます。代表機種(ソニー BRAVIA 55V型・182W)なら1日5時間で月920円、8時間つけっぱなしで月1,472円です。

2. 有機ELは「定格消費電力」(明るさなどの条件を一定にした測定値)が液晶より高くても、「年間消費電力量」(実際の使用を想定した値)で比べるとシャープの最新機種は液晶より安い結果でした(55V型で液晶348円・有機EL343円/月)。ソニー・パナソニックは有機ELのほうが高くなります。

3. 同じ機種のまま会社を替えると、関東では月56円安いプランがあります(テレビの使用分だけの比較で、世帯全体の請求額の差ではありません)。

目安の「約31円/kWh」ではなく、メーカーが公表する「定格消費電力」「年間消費電力量」と、当サイトの在庫にある2026年9月分の単価で計算した目安です。実際の消費電力は画面の明るさ設定や映像の内容で変わるため、請求額そのものを保証するものではありません。

自分のエリア・世帯で、今月いくらか計算する
全国10エリアで、2026年9月分の試算を並べます。いまの契約が分かれば差額も出します。

「テレビ 電気代」で検索すると、多くのサイトが「1kWhあたり31円」のような目安単価で計算しています。しかし単価は電力会社・エリア・月によって変わるため、目安単価では実際の請求額とずれます。 この記事では、ソニー・パナソニック・シャープの代表機種(4K液晶・有機EL計15機種)がメーカー公式サイトで公表する「定格消費電力」「年間消費電力量」と、2026年9月分の実際の単価をかけ合わせて計算します(数字の取得元は編集部が一次資料で確認しています。編集方針)。同じ方法でこたつを計算した記事はこたつの電気代にあります。

サイズ別を見る / 有機ELとの差を見る / エリア別を見る

テレビの電気代は、1時間いくらですか?(サイズ別)

画面が大きくなるほど、1時間の電気代は上がります。ソニー BRAVIA X83Lシリーズ(4K液晶)で計算すると、43V型で約4.0円、55V型で約6.1円、65V型で約7.1円です(2026年9月分・関東)。

テレビの電気代は「定格消費電力(W)÷1,000×視聴時間×単価(円/kWh)」で計算できます。 本体の背面や取扱説明書に書かれている「定格消費電力」は、その機種が消費する電力の目安です。画面が大きくなるほどパネルの面積が増えるため、同じシリーズ内であれば消費電力もサイズに応じて大きくなります。

ソニー BRAVIA X83Lシリーズの1時間の電気代。43V型4.0円、55V型6.1円、65V型7.1円の棒グラフ(東京電力の2026年9月分の単価)

出典:ソニー「X83Lシリーズ 主な仕様」、東京電力エナジーパートナー「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)

メーカーが違うと、同じサイズでも消費電力は変わります。43V型・55V型・65V型について、ソニー・パナソニック・シャープの代表機種(いずれも4K液晶)で比べると、次のとおりです。

メーカー機種(型番)サイズ定格消費電力1時間の電気代
ソニーBRAVIA X83L(KJ-43X83L)43V型118W約4.0円
ソニーBRAVIA X83L(KJ-55X83L)55V型182W約6.1円
ソニーBRAVIA X83L(KJ-65X83L)65V型211W約7.1円
パナソニックVIERA LX800(TH-43LX800)43V型117W約3.9円
パナソニックVIERA LX800(TH-55LX800)55V型190W約6.4円
パナソニックVIERA LX800(TH-65LX800)65V型255W約8.6円
シャープAQUOS GL1(4T-C43GL1)43V型140W約4.7円
シャープAQUOS GL1(4T-C55GL1)55V型146W約4.9円
シャープAQUOS GL1(4T-C65GL1)65V型193W約6.5円

出典:各社の公式仕様ページ(定格消費電力)。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分(基本料金は含まず、電力量料金・調整費・再エネ賦課金・国の支援を含む増分だけ)

この記事の計算の前提:目安の世帯(3〜4人家族・日中は誰もいない・360kWh・40A)が、すでにその使用量で電気を使っているところに、テレビを視聴した分だけ電気代がどれだけ増えるかを計算しています。段階制の電力量料金は使うほど単価が上がるため、すでに使用量が多い世帯では、この記事の金額よりわずかに高くなることがあります。

同じ55V型でも、パナソニック(190W)とシャープ(146W)では1時間で約1.5円の差があります。次の見出しでは、この差が1日・1か月でどれくらいになるかを見ていきます。

1日5時間、寝る前につけっぱなし(8時間)だと、1か月いくらですか?

代表機種(ソニー BRAVIA 55V型・182W)で計算すると、1日5時間なら月920円、8時間つけっぱなしなら月1,472円です。差は552円で、使用時間がそのまま金額に比例します。

夕方から夜にかけて見る時間を想定した1日5時間と、テレビを点けたまま寝てしまった場合を想定した8時間を比べます。この計算は「定格消費電力(明るさなどの条件を一定にして測定した値)×視聴時間」を使っているため、実際の請求額よりやや高めに出やすい点に注意してください(理由は次の見出しで説明します)。

寝る前につけっぱなし(8時間)と1日5時間の電気代の比較。5時間920円、8時間1,472円の棒グラフ(東京電力の2026年9月分の単価)

出典:ソニー「X83Lシリーズ 主な仕様」(定格消費電力・年間消費電力量)、東京電力エナジーパートナー「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)

使用時間1か月の電気代
1日5時間約920円
1日8時間(つけっぱなしで寝たら)約1,472円

出典:東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)。計算は当サイト

参考までに、仮に24時間つけっぱなしを1年間続けたと仮定して計算すると、年53,004円相当になります。これは後の見出しで扱う「年間消費電力量」から計算した年4,680円よりずっと高い金額です。実際には視聴していない時間帯も多いことに加え、次で説明するとおり測定条件の違いもあるため、年間消費電力量のほうが実態に近い数字になります。

テレビの電気代を抑えるには、どうすればいいですか?

画面の明るさ(バックライト)設定を下げること、見ていないときは電源を切るかオフタイマーを使うことです。待機電力はもともと小さいため、視聴時間そのものを減らすほうが効果は大きくなります。

多くの機種には、画面の明るさを抑える「省エネモード」や、設定した時間で自動的に電源が切れる「オフタイマー」機能が搭載されています。呼び方や設定場所は機種によって違うため、お使いのテレビの取扱説明書で確認してください。 つけたまま寝てしまう心配がある場合は、オフタイマーをあらかじめ設定しておくと、消し忘れによる電気代の増加を防げます。待機電力(この記事の代表機種で0.5W)は視聴中の消費電力に比べてもともと小さいため、主電源をこまめに切ることよりも、視聴時間そのものを見直すほうが電気代への影響は大きくなります。

有機ELテレビは、液晶より電気代が高いですか?

定格消費電力(ピーク時の最大値)は有機ELのほうがどのメーカーも高くなります。しかし年間消費電力量(実際の使用を想定した値)で比べると、シャープの最新機種は有機ELのほうが液晶より安い結果でした。

有機ELは画素そのものが発光する仕組みのため、一般に液晶よりも消費電力が高くなりやすいとされています。実際、55V型・65V型のどちらでも、定格消費電力は有機ELのほうがすべてのメーカーで高く、55V型では液晶の1.9〜2.8倍でした(ソニー1.9倍・パナソニック1.9倍・シャープ2.8倍)。

55V型の液晶と有機ELの年間消費電力量から計算した1か月の電気代。ソニー液晶390円・有機EL525円、パナソニック液晶494円・有機EL511円、シャープ液晶348円・有機EL343円の棒グラフ

出典:各社の公式仕様ページ(年間消費電力量)。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分

ただし年間消費電力量(省エネ法の測定条件で算出した、実際の使用を想定した値)で比べると、結果が変わる機種があります。シャープの有機EL「AQUOS OLED S9A」(2026年発売のRGBタンデム有機EL)は、定格消費電力こそ液晶の約2.8倍ですが、年間消費電力量は液晶の「AQUOS GL1」より少ない結果でした。

サイズメーカー方式年間消費電力量1か月の電気代
55V型ソニー液晶139kWh/年約390円
55V型ソニー有機EL187kWh/年約525円
55V型パナソニック液晶176kWh/年約494円
55V型パナソニック有機EL182kWh/年約511円
55V型シャープ液晶124kWh/年約348円
55V型シャープ有機EL122kWh/年約343円
65V型ソニー液晶152kWh/年約427円
65V型ソニー有機EL214kWh/年約601円
65V型パナソニック液晶201kWh/年約565円
65V型パナソニック有機EL232kWh/年約652円
65V型シャープ液晶166kWh/年約466円
65V型シャープ有機EL146kWh/年約410円

出典:各社の公式仕様ページ(年間消費電力量)。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分。月額は年間消費電力量を12で割って計算(型番・定格消費電力は前段の本文・表のとおり)

「有機ELは電気代が高い」という説明は、定格消費電力(ピーク時の最大値)だけを見た場合には当てはまりますが、実際の使用を想定した年間消費電力量では、機種の世代や省エネ技術によって差が縮まったり逆転したりすることが分かります。どちらの指標を見ているかで、結論が変わる点に注意してください。これは今回比較した6機種の結果であり、液晶・有機ELという方式全体の優劣を示すものではありません。

年間消費電力量で見ると、1年の電気代はどれくらいですか?

代表機種(ソニー BRAVIA 55V型)の年間消費電力量139kWh/年で計算すると、月390円・年4,680円です。43V型なら年2,964円、65V型なら年5,124円になります。

「年間消費電力量」は、省エネ法に基づいてメーカーが公表する数値で、一般家庭での1日平均視聴時間(5.1時間)を基準に、実際の使用に近い条件で算出されています。これに対して前の見出しで使った「定格消費電力×視聴時間」の計算は、明るさなどの条件を一定にした測定値を使うため、実際の請求額より高めに出やすくなります。同じ「55V型・5時間」でも月920円(定格消費電力ベース)と月390円(年間消費電力量ベース)のように差が出るのはこのためで、日常的な使い方に近い金額を知りたいときは年間消費電力量のほうが実態に近くなります。

メーカー機種(型番)サイズ年間消費電力量1か月の電気代
ソニーBRAVIA X83L(KJ-43X83L)43V型88kWh/年約247円
ソニーBRAVIA X83L(KJ-55X83L)55V型139kWh/年約390円
ソニーBRAVIA X83L(KJ-65X83L)65V型152kWh/年約427円
パナソニックVIERA LX800(TH-43LX800)43V型122kWh/年約343円
パナソニックVIERA LX800(TH-55LX800)55V型176kWh/年約494円
パナソニックVIERA LX800(TH-65LX800)65V型201kWh/年約565円
シャープAQUOS GL1(4T-C43GL1)43V型107kWh/年約301円
シャープAQUOS GL1(4T-C55GL1)55V型124kWh/年約348円
シャープAQUOS GL1(4T-C65GL1)65V型166kWh/年約466円

出典:各社の公式仕様ページ(年間消費電力量)。単価は東京電力 従量電灯B・2026年9月分。1年分の金額は1か月の金額の12倍(代表機種で約4,680円)

注意点として、年間消費電力量は「一般家庭での平均視聴時間」を前提にした値です。視聴時間が平均より長い・短い家庭では、実際の金額はこの記事の数字とずれます。「もし明るさ最大のままつけ続けたら」という上限の目安を知りたい場合は、前の見出しの「定格消費電力×視聴時間」の計算方法を使ってください。

住んでいるエリアや電力会社を替えると、テレビの電気代は変わりますか?

変わります。代表機種(ソニー BRAVIA 55V型・年間消費電力量139kWh/年)で規制料金を比べると、九州331円から北海道468円まで開きます。会社を替えると、関東では月56円安いプランがあります。

エリアによって、調整費(毎月変わる燃料費調整額)の単価が違うためです。同じ機種でも、住んでいるエリアで金額が変わります。

全国10エリアのテレビ(ソニー55V型)の月の電気代。北海道468円から九州331円までの棒グラフ

出典:各エリアの大手電力の特定小売供給約款・燃料費調整単価のお知らせ(2026年9月分)

次の表の「差」は、テレビを視聴した分だけの増分の差です。世帯全体の請求額が最安になる会社を示すものではありません。契約を選ぶ際は、基本料金を含めた総額・加入条件・調整費に上限があるか・解約条件もあわせて確かめてください。

出典:各エリアの大手電力の約款・2026年9月分の調整単価。エリア名・プラン名から公式ページを開けます。関西電力は確認できた単価の中で従量電灯A自体がいちばん安いプランでした

上限(調整費に天井があるかどうか)や解約金の有無は、この記事では計算していません。契約を検討する際は、単価だけでなく調整費の上限の有無も確かめてください。

まとめ

  • 目安の約31円/kWhではなく実際の単価で計算すると、55V型の4K液晶は1時間、シャープ約4.9円〜パナソニック約6.4円(2026年9月分・関東)
  • 代表機種(ソニー BRAVIA 55V型)で1日5時間なら月920円、8時間つけっぱなしなら月1,472円。差は552円(定格消費電力ベースの計算で、実際より高めに出やすい)
  • 画面の明るさを抑える、見ていないときはオフタイマーで消すといった工夫で、視聴時間そのものを減らすのが効果的
  • 有機ELは定格消費電力がどのメーカーも高いが、年間消費電力量ではシャープの最新機種が液晶より安い結果だった(55V型で液晶348円・有機EL343円/月。今回比較した6機種の結果)
  • 年間消費電力量(省エネ法の基準。1日平均5.1時間の想定)で計算すると、代表機種は月390円・年4,680円
  • 同じ機種でも、エリアによって規制料金は九州331円〜北海道468円まで違う
  • 会社を替えると、テレビの使用分だけで見て関東では月56円安いプランがある(世帯全体の請求額の差ではない。契約は総額・上限・解約条件もあわせて確認する)

暖房器具の電気代もあわせて知りたい場合はこたつの電気代・エアコン暖房の電気代も参考にしてください。 自分のエリア・世帯の目安で、今月の試算を確かめるなら比較ページでエリアを選んでください。

よくあるご質問

Q. 待機電力はどれくらいですか。

A. この記事の代表機種(ソニー BRAVIA X83Lシリーズ)は待機時消費電力を0.5Wと公表しています。パナソニックの機種はさらに小さく、本体電源「切」時で約0.2W、リモコン電源「切」時で約0.3Wです。0.5Wを24時間×30日つけっぱなしにしても、月12円の計算です(2026年9月分・関東)。消し忘れそのものより、視聴している時間の長さのほうが電気代への影響は大きくなります。

Q. テレビを消し忘れて8時間つけたままにすると、電気代はどれくらい変わりますか。

A. たまに1回だけなら、いつもより長くついていた時間ぶんだけ増えます。代表機種(ソニー BRAVIA 55V型・1時間約6.1円)なら、3時間多くつけていた場合で約18円の計算です。これが毎日の習慣になると、1日5時間の月920円に対して1日8時間では月1,472円(2026年9月分・関東)になり、差は552円まで積み重なります。

Q. 自分の家のテレビでも、同じように計算できますか。

A. できます。まずお使いの機種のメーカー公式サイトを型番で検索し、仕様ページで「定格消費電力(W)」または「年間消費電力量(kWh/年)」を確認してください。定格消費電力(W)÷1,000×視聴時間×電力会社の単価(円/kWh)で1時間あたりの目安が出ます。年間消費電力量が分かる場合は、12で割ると1か月あたりの目安になります。

Q. 賃貸のアパートでも、電力会社を変えてテレビの電気代を安くできますか。

A. できます。電力会社との契約は入居者本人が結ぶもので、大家さんや管理会社の承諾は不要です。工事も要らず、いまの契約を解約して新しい会社に申し込むだけで切り替わります。

Q. 契約アンペアを下げると、テレビの電気代も安くなりますか。

A. 安くなりません。アンペアが決めるのは基本料金だけで、テレビを見るたびにかかる電力量料金・調整費には関係しません。逆にアンペアを下げすぎるとブレーカーが落ちやすくなります。

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出典

料金・調整費は各社が変更します。上記の確認日以降に改定されている場合があります。 申込前に必ず各社の公式サイトでご確認ください。