ご家庭向け

電気代の節約は今月870円差から。会社・アンペアの順で効く

公開 2026年9月2日 / 最終更新 2026年9月26日

この記事の結論(2026年9月分の試算)

1. 節電より先に、会社・プランを替える/契約アンペアを下げる、の2つを確認してください。生活を変えずに下がります。

2. 関東・3〜4人家族の目安では、会社を替えると2026年9月分は月870円、契約アンペアを60Aから40Aに下げると月624円の差です(年換算はいずれも同じ条件が12か月続くと仮定した参考値)。

3. 家電の使い方・支払い方法の見直しは、機器や会社ごとに数十円〜数千円です。4つの効果は前提が違うため、単純に合計はできません。

2026年9月分の調整費・使用量400kWh・40Aの目安で計算した試算です。ご家庭の請求額をそのまま保証するものではありません。原因の切り分けは[電気代が高い理由](/articles/denkidai-takai/)、契約アンペアの決め方は[契約アンペアはいくつが正解か](/articles/ampere/)で詳しく扱っています。

自分の使用量で、いまの契約と比較する
明細がなくても、暮らし方から概算できます。プランが分かれば、いまの契約との差額も出します。

「電気代を節約する方法」を調べると、フィルター掃除や設定温度など、数十の節電テクニックが並んだ記事が多く出てきます。 どれも間違いではありませんが、効く順番までは書かれていません。

この記事では、2026年9月分の実額で「①会社・プランを替える ②契約アンペアを下げる ③家電の使い方を見直す ④支払い方法を見直す」の4つを、効く順に並べて計算します (エネチェックは電力会社ではない比較サイトです。数字は各社の約款・お知らせから取得元つきで登録しています。編集方針)。

電気代を節約するには、何から手をつければいいですか?

会社・プランを替える → 契約アンペアを下げる → 家電の使い方 → 支払い方法、の順で効きます。上の2つは生活を変えずに下がります。

電気代の節約の効く順。①会社・プランを替える月870円②契約アンペアを下げる月624円③家電の使い方は数十〜数百円④支払い方法は年千〜数千円であることを示す図

順位やること2026年9月分の目安
①会社・プランを替える月870円(関東・3〜4人家族)
②契約アンペアを下げる月624円(60A→40A・東京電力の例)
③家電の使い方を見直す機器・使い方ごとに数十〜数百円
④支払い方法を見直す会社ごとに年千〜数千円

出典:東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」「燃料費調整単価等一覧」(2026年9月分)。当サイトの在庫(34プラン、関東)から計算

①②は契約の中身を変えるだけで、使用量にも生活にも手をつけていません。そのため、節電の効果と単純に足し算はできません(6章で説明します)。 ③④は、機器の使い方や支払い方法という「小さな習慣」の見直しです。それぞれ次の章から順に計算します。

会社・プランを替えると、月いくら変わりますか?

関東・3〜4人家族の目安(400kWh・40A)では、いまの旧一電(東京電力 従量電灯B)から、2026年9月分にいちばん安かったTERASELでんき「超TERASEL東京B」に替えると月870円の差です。

電力会社を替える効果。関東・3〜4人家族で月870円、全国10エリアでは月72円〜2,098円の差であることを示す図

出典:東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」「燃料費調整単価等一覧」、TERASELでんき「超TERASEL東京Bの料金」(いずれも2026年9月分)。当サイトの在庫(34プラン)から計算

比較(関東・3〜4人家族・400kWh・40A・2026年9月分)金額
いまの旧一電(東京電力 従量電灯B)12,712円
TERASELでんき 超TERASEL東京B(在庫34プラン中の1位)11,842円
差額(月)870円
差額(同じ条件が12か月続くと仮定した参考の年換算)10,442円

いまの旧一電は、この条件では34社中16位でした。上限のある規制料金なので順位自体は悪くありませんが、もっと安いプランはあります。 差額どおりに安くなるとは限らず、特典やポイントは順位に含めていません。TERASELでんきのこのプランは調整費に上限がなく、解約金もありません。 調整費は毎月変わるため、この870円という差は来月も同じとは限りません。 順位も毎月変わり得ます。

**全国10エリアで同じ計算をすると、月72円(関西)から月2,098円(北海道)まで開きます。**エリアごとの内訳と、原因別の切り分けは電気代が高い理由にまとめています。

会社を替えても停電はせず、多くの場合は工事も不要です。いまの会社への解約連絡も、新しい会社が代行します。 自分の使用量・エリアで確かめるなら比較ページにエリアと暮らしの型を選んでください。乗り換えの手順は電力会社を乗り換えるとどうなるかにまとめています。

契約アンペアを下げると、月いくら変わりますか?

東京電力 従量電灯Bの例では、契約アンペアを10A下げるごとに年3,741円です。60Aから40Aに下げると、月624円・年7,482円になります。

契約アンペア別の基本料金(東京電力 従量電灯B)。30A935円・40A1,247円・50A1,559円・60A1,871円で、下げるほど安くなることを示す図。60A→40Aで年7,482円の差

出典:東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」(令和8年4月1日実施)

契約アンペア基本料金(月)60Aとの年間差
30A935円25銭11,223円
40A1,247円00銭7,482円
50A1,558円75銭3,741円
60A1,870円50銭0円

基本料金は契約アンペアで決まり、使わなくても毎月かかります。1kWhも節電せずに下がる点が、会社を替える効果と同じです。 ただし下げすぎるとブレーカーが落ちます。冬の朝にエアコン・電子レンジ・ドライヤー・炊飯器が同時に動く場面を想像し、同時に使う最大の組み合わせを確認してから決めてください。 必要なアンペアの計算方法、変更の手続きは契約アンペアはいくつが正解かで詳しく説明しています。

家電の使い方を見直すと、月いくら変わりますか?

機器ごとに数十〜数百円です。エアコンの設定温度を1℃見直すだけで、年約940円の節電になります。

家電の使い方の節約効果の例。エアコンの設定温度を1℃見直すと年約940円の節電になることを示す図

出典:資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約(空調)」の試算。当サイトが2026年9月分の単価で月額に換算

節電の効果は機器ごとに前提(畳数・容量・使い方)が違うため、この記事ではまとめて計算しません。機器ごとの実額は次の記事で計算しています。

  • エアコン:設定温度を1℃見直すと年約940円、風量は「自動」、フィルター清掃も効果があります。冷房・暖房の畳数別の金額はエアコンの電気代
  • 冷蔵庫:設定温度を「強」から「中」にすると年約2,076円、詰め込みすぎない・無駄な開閉をしないでも節約できます。容量別の目安は冷蔵庫の電気代。買い替えでも下がり、501L以上クラスの平均では2016年ごろの機種から2024年の機種に替えると年2,016円安くなる計算です
  • テレビ:画面の明るさを下げる、見ていないときは電源を切るかオフタイマーを使うことが効果的です。サイズ別の金額はテレビの電気代
  • 浴室乾燥機・こたつ・電気毛布:1時間あたりの金額と、使う時間による差は浴室乾燥機の電気代・こたつの電気代・電気毛布の電気代で計算しています

支払い方法を見直すと、年いくら変わりますか?

払込票(コンビニ払い)をやめて口座振替かクレジットカードにすると、会社によって年2,640〜4,140円の発行手数料がかかりません。

支払い方法の節約効果の例。払込票をやめてカード払い・口座振替にすると年2,640〜4,140円の発行手数料がかからないことを示す図

出典:各社の重要事項説明書・供給条件(PinTでんき・コスモでんき・CDエナジーダイレクト、2026年9月確認)

東京電力の約款に「口座振替割引」という定めはありませんが、PinTでんき(月300円)・コスモでんき(345円)・CDエナジーダイレクト(220円)など、 払込票にだけ発行手数料をとる会社があります。毎月かかるとすれば年2,640〜4,140円です。

クレジットカードのポイントは、多くの会社で口座振替と同じだけ付きますが、楽天でんきのように「ポイントはカード払いだけ」と決めている会社もあります。 月8,000円の電気代を楽天でんきで払う場合、口座振替なら0円、クレジットカード払いなら年1,440円相当のポイント差になります。 会社ごとの手数料・ポイントの一覧は電気代の支払い方法にまとめています。

全部やると、月いくら安くなりますか?

単純な合計にはなりません。①②は契約だけを変えた金額、③④は使い方や支払い方法だけを変えた金額で、前提が違うため足し算できないためです。

870円+624円=1,494円、ではありません

①(会社を替える)で1位のプランに変えたあとに③(家電の使い方)を見直すと、使用量そのものが減るので、①で計算した870円という差額は変わります。逆に③を先にやると、①の差額の元になる400kWhという使用量も変わります。

この記事の役割は「合計額」を出すことではなく、どれから確認すると効果が大きいかの順番を示すことです。 自分の使用量とエリアで、いまの契約との差額をまとめて確認したい場合は比較ページで確かめてください。

まとめ

  • 節電より先に、会社・プランを替える/契約アンペアを下げる、の2つを確認する。生活を変えずに下がる
  • 関東・3〜4人家族の目安で、会社を替えると2026年9月分は月870円の差(同じ条件が続けば年10,442円の参考値)。全国10エリアでは月72円〜2,098円まで開く
  • 契約アンペアは10A下げるごとに年3,741円。60A→40Aで月624円(年7,482円)。下げすぎるとブレーカーが落ちる点に注意
  • 家電の使い方(エアコンの設定温度1℃で年約940円など)と、支払い方法(払込票をやめると年2,640〜4,140円)は、機器・会社ごとに数十円〜数千円
  • 4つの効果は前提が違うため合計はできない。自分の条件でまとめて確認するなら比較ページ

原因の切り分けは電気代が高い理由、契約アンペアの決め方は契約アンペアはいくつが正解かにまとめています。

よくあるご質問

Q. 電力会社を替えると、停電しやすくなりますか。

A. なりません。電気を届ける送配電網は、どの会社と契約しても同じ設備です。変わるのは料金を請求する会社だけです。

Q. 契約アンペアを下げるのに、工事や費用はかかりますか。

A. 原則かかりません。多くのエリアではスマートメーターで遠隔に変更でき、立ち会いも不要です。ただし旧式のメーターが残っている一部の住宅では、交換の工事が必要になることがあります。

Q. 会社を替えると解約金はかかりますか。

A. プランによります。旧一電の規制料金には解約金の定めがありませんが、新電力の一部プランには最低契約期間内の解約に違約金があります。会社ごとの金額は[電力会社の解約金](/articles/denki-kaiyaku/)にまとめています。

Q. この試算には何を含んでいますか。

A. 基本料金・電力量料金・調整費・再エネ賦課金・国の支援を含めて計算しています。会社の特典やポイントは順位に含めていません。家電の使い方や支払い方法による節約額は、この試算とは別に、各項目の記事で計算しています。

Q. 賃貸でも、アンペアを下げたり会社を替えたりできますか。

A. 自分の名義で契約しているなら、どちらも可能です。管理会社から電気代を請求されている場合(一括受電)は、入居者の判断では変えられません。

ご家庭の方は、ここで比べられます

いまの契約と比べて、月いくら変わるか明細は要りません。会社が分からなければ「わからない」で、安い順だけ出ます
1お住まい
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出典

料金・調整費は各社が変更します。上記の確認日以降に改定されている場合があります。 申込前に必ず各社の公式サイトでご確認ください。 本記事の最終更新: 2026年9月26日。